前回の記事の続きです。
③足を温めて「冷却システム化」を防ぐ
著者のいう冷却システムとは、足が冷えることによって冷たい血液が心臓に届けられることによって、さらに身体全体が冷え、その冷えた血液が足の「ふくらはぎ」まで到達することによってより身体全体が冷えていくことを意味しています。
その冷却の源がふくらはぎですので、ここを冷やすか、逆に温めるか、によって、次のように大きく異なることになります。
1)冷却システム
比較的低温下で、身体を動かさずに仕事をしていると、このシステムが稼働します。
足が先に冷え、冷えた血液が、骨盤から身体の中央部分を通過する過程で周囲を冷やし、その冷やされた血液が心臓に戻り、それが心臓から送り出されて手足に到達し、さらに、この冷却が進みます。
2)温暖化システム
冷えた身体を温めるために服を着ます、また、お風呂に入って直接冷えた部分を温めます。
低温でゆっくりお風呂に入らないと、身体の奥までしっかり温まりません。
温まった身体が冷めないうちに就寝するとここちよく眠れます。
これらは、生活の知恵のなかから生まれた温暖化システムといってよいでしょう。
しかし、この入浴という温暖化システムは、それなりに有効ですが、それは身体を温めるということに関してはある程度有効ですが、ふくらはぎの静脈に溜まった血液の流れを促進させるということに関しては、あまり有効ではありません。
温めると同時に、静脈に溜まった血液をどんどん流させることに小さくない限界があるのではないかと思います。
じつは、この限界を大きく取っ払ったのが光マイクロバブル入浴なのです。
温めると同時に、積極的に静脈に溜まった血液の流れを促進させる、これが光マイクロバブル入浴の作用効果なのです。
なぜ、光マイクロバブル入浴においては、そのような「離れ技」が可能なのでしょうか?
その理由は、次の2つです。
(1)光マイクロバブル水や光マイクロバブルが、皮膚の表層にまで浸透しやすく、皮膚表面の皮膚やその深部の血流促進に影響する。
(2)光マイクロバブルによって、皮膚表面の末梢血管を拡張させる物質が産生される。
これらによって、末梢血管における血流促進が起こることによって、それらが静脈に集められ、心臓へと流れていくことで、血の巡りがよくなります。
ところで、著者は、この冷却システムによって最大のダメージを受けるのが、女性の子宮と卵巣であるという重要な指摘を行っています。
これは、冷やされた血液がふくらはぎに溜められ、それが骨盤に入り、出ていく際に、その子宮と卵巣を冷やしてしまうという、女性にとっては見過ごせない重要な問題と結びついていました。
その結果、不妊、生理不順、子宮内膜症、不眠など、女性特有の疾患が生まれることになります。
この指摘を読んで、私には、いくかの事例を思い浮かべることができました。
それらは、光マイクロバブル入浴によって、身体が温かくなることで、上記の疾患に関する改善がなされたことでした。
これらの詳細については、どこかで紹介できるとよいなと思っていますので、ここでは、それだけの指摘に留めておきましょう。
次回は、以下の2つについて分け入ることにしましょう。
④「三陰交」「血海」を押せば血流の泉がわく
⑤静脈の血流改善こそ、心と身体に調和をもたらす
(つづく)。
コメント
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先週、おしんが終わり、本日、スカーレットが終わりました。おしんに至っては1年。スカーレットは半年ですが、毎朝楽しませてもらいました。この2つの番組を通して、敢えて共通点を見い出すなら「生きる」という漠然とした用語しか浮かびませんが、それぞれの時代背景は違うものの、小生には、何か作者の想いが伝わってきた次第です。表現は難しいのですが・・・。
さて、2)温暖化システム。温まった身体が冷めないうちに就寝するとここちよく眠れます。の部分ですが、温まった身体が冷め始めたころに就寝するとここちよく眠れます。が、一般的には実態と合っています。感覚は人それぞれですのであくまで一般的です。
ドクターの言う「限界を大きく取っ払う光マイクロバブル入浴」。異議なしです。小生から言わせれば「常識を覆す光マイクロバブル入浴」なのですが、これこそが、小生が密かに考える仮説を生み出す源なのです。
出雲の小さな薬局から生まれた雑書「血流がすべて解決する」にGood Jobです。3時になりました。ではでは。
さて、