暖かい太陽の光が射しこんでいる冬の静かな朝です。
水仙が咲き、春もすぐ近くにやってきているようです。
さて、2019年の年頭は、あるコンテストへの挑戦から始まりました。
昨年夏に、その申請書を提出しました。
聞くところによると、その応募は74社だったそうです。
例年ですと50社程度の申し込みだそうですが、今年は、その1.5倍もの競争率になったようで狭き門となりました。
第1次審査においては、申請書類の審査がなされ、合計で7社が第二次審査に進むことになり、その一つに選ばれました。
最終的には、この7社から4社が選ばれ、入賞となると聞いていました。
第二次審査は、プレゼンテーションと質疑応答、事前に準備が周到になされていましたので、なんとかこれを乗り切ることができました。
その結果、私ども(株式会社ナノプラネット研究所)は第3位になることができました。
昨日、その正式な通知を受けました。
オリンピックに例えると、これは「銅メダル」に相当します。
初めての応募で、銅メダルを得たのですから、これは「めでたい」ことといえるでしょう。
せっかくのことですから、ご支援や協力をいただいた方々を招いて、真にささやかですが、小さな祝賀会を催すことにしました。
もともと、申請当初の目標は、あくまでも「金メダル」でした。
しかし、それは叶いませんでした。
その金メダルを100mという長さに例えるとすれば、その受賞は10数メートルの前進といってもよいでしょう。
ところで、この第二次審査のプレゼンテーションにおいて、私どもが強調したことは「命と健康の『ものづくり』」でした。
この命題は、これからやってくる厳しい時代の困難に、どう立ち向かうのかを深く考えたうえでの提案でした。
あらゆる生物には「命と健康」の問題があります。
その命と健康が脅かされる世の中になり、その確保と維持、そして改善・促進が、非常に重要な課題と位置付けられるようになりました。
周知のように、わが国は超高齢化社会の真っただ中にあり、その人々の健康と福祉を支えることが切に求められるようになりました。
また、動植物が棲む地球環境はますます脅かされるようになり、その環境の再生と保全が切実な課題なっています。
そして、その水と食糧の確保が最も緊急で重要な課題として広く認識されるようにもなりました。
これらの課題は、都会よりも地方においてより深刻に問われ、そこにおける開発の成功ががより強く求めらるようになりました。
これらの課題の重要性が、より多くの方々にも広く理解されるようになり始めています。
かつてのベンチャービジネスにおける「冬の時代」が去り、地方においても新たなビジネスをスタートアップさせる動きがより活発になってきました。
その意味で、これらに関する地方発の動きは、かつてのように「大都会と比較して地方は不利」という概念を払拭し始めています。
この動きは、「地方の不利を有利に」、そして、その「有利をますます有利」にする「知恵と工夫」の発露でもあり、これを育て、鍛えることこそが決定的に重要になってきているのではないでしょうか。
国東にきてほぼ6年が経過し、今度の受賞は、この地での定着と、そこからの次なる飛躍のための「ひとつの橋頭堡」を築いたことを示唆しています。
大きく飛躍するという大目標に照らせば、それは、まだまだ、真に小さなエンジンにおける点火を行ったことに過ぎません。
しかし、重要なことは、これによって、どこまで、そのエンジンのパワーを強力にすることができるかにあります。
それは、具体的には、まもなくでき上ってくるであろう「新たな商品モデルに関する試作品」において、その技術的優秀性、豊かな商品性、そして現場適応性が深く問われることになるでしょう。
ここは、そのエンジンを稼働させ、そのパワーを探ってみることにしましょう。
そして、その探究心に火を点けましょう(この稿おわり)。
白い雲
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「命と健康の『ものづくり』」。このスピリットは今後も忘れず、小生にとりましても重要なキーと言えます。光マイクロバブルは「世の中の為になりうるツール」であり、ドクターが開発したそのツールを駆使し、ドクターとその相棒と小生は「世の中の為になる仕事」を是非やりましょう。
朝の連続テレビ小説「まんぷく」の主人公は「世の中の為になる仕事がしたい!」という思いを持ち続け、度重なる逆境に屈せずついには日本発のオリジナル食品を開発します。この番組から毎日心地良いパワーを貰っています。
この稿おわりですか。グットなテーマでした。ではでは。