青い空にぽっかりと白い大きな雲、あまりにも美しかったので、しばし見惚れていました。

 こんな光景はめったにないのでカメラで写真を撮ろうとしましたが、雲が大きすぎて画面に入らず、慌ててレンズ交換にいきました。

そしたら、どうでしょう。

あの立派な雲がいないではありませんか。

上空は相当に速い風がふいているのでしょう。

あわてて玄関を出て、あの雲を追跡しましたが、もうその時には雲の形が変わっていて、何ともない形の雲になっていました。

それでは他の雲を写そうと思ってファインダーを覗きこむと、今度はレンズが曇っていて撮影ができないという不運に出合いました。

チャンスを逃してはいけませんね。癪に障ったので、今日は何度を青空を眺めて、再び、そのチャンスを得ようと思っていましたが、結局、あのような雲は見出せませんでした。


siroikumo
                                青空に白い雲


さて、雪の日には、ほとんど、その利点を生かせなかった緑砦館(GFH3)ですが、今日は朝から晴れていますので、ポカポカの陽気が溜まり始めています。

外気は相変わらず寒く、今朝の7時では、マイナス0.5℃でした。

この調子だと、天気は晴朗なれど冬らしく数℃以下の寒い一日となるでしょう。

ニュースによれば日本列島は大雪のようで、大変なようで、どうか、雪に負けないでお過ごしください。

さて、この数日間、緑砦館のなかは寒すぎてゆっくり過ごすことはできませんでしたので、久しぶりに、温かい陽気を浴びながら、本記事を認めています。

人は快適さを求めて過ごすもので、この半年間を振り返りますと、西邸の書斎兼寝室から始まり、南棟の大成研究所研究室1に、そして北棟が完成すると研究室2に移り、今では、この緑砦館で過ごす時間が増えました。

一日の生活において一番多く過ごす場所が、生活の主舞台ですから、最近では、この緑砦館がそれに相当しています。

この緑砦館生活で生まれる物語、これが文字通りの「緑砦館物語」といってよいでしょう。

この物語、つい最近までの主役は「クレソン」でした。この主役による「倍」、「倍々」の物語は素敵で痛快でした。

この主役たちは、次の「倍々の倍」に移行して驀進し始めていますので、しばらくは、その様子を観察することのみに留めておきましょう。

「クレソンが、その主役を演じることができたのだから、次の主役を見いだせるはずだ!」

こう思っていると、それにふさわしいものが、すぐ近くに生えていました。

「そうだ。ミツバが、次の主役になれるかもしれない」

ミツバは、クレソンよりも先に移植されていました。

しかし、下部の茎と根のみにして植えていたために成長が遅く、これまではクレソンの成長速度の大きさに目を奪われてしまい、その気になって観ていませんでした。

そのミツバが徐々に成長してきて背丈も約20㎝になりました。

このミツバの集団が約20株、その後、ミツバが市販の店頭から消えたこともあって、そのミツバを探し、追加で移植したのが約30株、併せて50株ほどが植わっていますので、これから「ミツバ物語」を繰り広げることができれば、真にゆかいですね(つづく)。


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                   ミツバ