昨日の記事については、「その後」に注目に値するおもしろいことがありましたので、それを紹介しておきましょう。
クレソンがよく育ってきたので、その茎の下部の枝落としを兼ねた苗の確保の作業をしていました。
その時に、「おやっ」と思うことがありました。
それは、狭い水路の隙間から、クレソンの新しい葉がたくましく出てきていたことでした。
「こんな狭い隙間からよく出てきたな!」
と思いながら、その上蓋をはぐって水槽の中を覗いて、少々驚きました。
まず、まっ白い、そして長いたくさんの根が私の目の前を塞いだことでした。
「これはすばらしい、白くて多い、みごとな根ができている!このように根が立派でないと上もよく育たない」
次に驚いたのは、いくつも水中で育っていた緑のクレソンの葉と茎が見えたことでした。
「そうか、もともと、根のない茎と葉の状態で入植したことから、その茎の浸潤部分から枝が出て、それが大きくなっていたのか!」
この水槽内のかわいらしい茎と葉の成長ぶりを観て、思わず嬉しくなりました。
「このような状態であれば、水槽の上板よりも上部に出ている茎を落とさなくても、この水槽内に発生しているものを取ってやればよい、それで済むではないか」
すでに、この茎には根も出ていましたので、外に出たいと思っていた願いを叶えてやり、そしてこちらは、その苗を自動的に確保できるのですから、これぞ「一石二鳥」であると思いました。
昨日は、水槽の手前の部分のみで、その採取を行いましたので、本日はさらに奥の方も見てやろうと思っています。
こうして、下部の茎と葉落としを含めたものも含めて約50本を確保することができました。
最初が、25本でしたから、これで新たに50本を確保できたことで2倍、本日の新たな部分を加えると倍々の数により接近することになります。
緑砦館の「クレソン物語」、これは、これからおもしろくなっていきそうです。
「クレソンが倍々になるのであれば、他にも何かありそうだ!」
そう思って、また新たに考えを回らしてみました。
「そういえば、スペアミントもたくさん育ったことがあった。
長い間使用されていなかった水槽のなかで育って、上蓋の孔から茎が出ていた。
たしか、この場合は根が必要であり、クレソンのようにはいかないだろうけれども、やってみる価値はありそうだ!」
こう思って、早速西邸の前庭にあるスペアミントの様子を見に行きました。
外は、南国とはいえ、まだ冬の状態にありますので、わずかに、小さな茎の先に葉っぱが数枚付いていました。
これを注意して引き抜き、露地用と光マイクロバブル水槽用の2つ分を数本確保しました。
前者は、玄関を出て右手に新たに造った花壇に植え、それがめでたいことに新花壇の初入植になりました。
また、後者においても3本の入植を済ませました。
その際気づいたことは、スペアミントが地中の根で繋がっていたことでした。
これまで、かなりの数の入植を行ってきましたが、それがなかなか定着せずに、なぜだろうと思って困っていました。
それは、この地下茎ごと取りださず、上から引き抜いていたので、これが原因ではないかということに気付きました。
そういえば、上記の水槽で育っていたスペアミントにおいては根が長く連なっていました。
これからもう少し温かくなってスペアミントが育ってきたら、再び採取を行って順次植え足していきたいと思います。
こうして、小ネギから始まり、ミツバ、クレソン、そしてスペアミントに辿りつきました。
この道中、これからもいろいろな植物に出会えそうで、ますますおもしろくなりそうな様相を帯びてきましたね。
日曜日の朝、今日も緑砦館ハウスのなかでシャツ1枚になって本記事を書くことになりました。その1枚でも汗をかいてきました。
とても、ここちよい汗でした(つづく)。
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