第13回マイクロバブル技術国東セミナーの全体は、最初と最後に、私が大成研究所竣工記念の2講演を行い、導入と仕上げを行うことを担いました。
また、その間の各論に相当する講演においては、次のような構成を考えました。
前半(初日):基礎知識および各分野における具体的な事例報告の報告
後半(二日目):光マイクロバブルおよび光マイクロバブル水の物理化学的特性、生物学的機能性に関する報告
前半においては、具体的な事例報告を踏まえて光マイクロバブル技術の実用性、幅広い応用性、豊かな成果などを学ぶことに力点を置いて解説を試みました。
また、後半においては、それらの具体的実用の成果をもたらす因果関係、物理化学的特性、生物学的機能性の優秀性などについて詳しい科学的な説明を加えることにしました。
それでは、各講演に分け入ってみましょう。これらの講演は、私を含めて4人の講師団によって実施されました。
周知のように、本セミナー開催の意図は、光マイクロバブル技術を解りやすく解説し、その普及を行うことにあり、この受講が契機となって事業展開が進むケースが少なくなりません。
まさに、本セミナーの成功の可否は、その実現にありますので、この課題が解決していくことは喜ばしいことです。
また、同時に解説する側の講師の主体的力量をアップしていくことも重要であり、その養成力を高めていく必要があります。
講演1は、「マイクロバブルの科学と技術の基礎知識」という演題でした。
ここでは、最初に、「光マイクロバブル技術における基本的心得」として、次の5つが提示されました。
1.優れたマイクロバブル発生装置を選択する。
2.光マイクロバブルの物理化学的特性を理解する。
3.光マイクロバブル技術の実際を学ぶ。
4.光マイクロバブル技術を上手に適用する。
5.成果を正しく評価できるようになる。
これらの課題は、講演2以降で解説される内容に関係しますので、それぞれ該当の講演番号も示され、次の言葉も添えられていました。
「この1~5をしっかり勉強して、身に付けてください」
次に、光マイクロバブルの定義が示され、その大きさに関しては、他の物質との比較もなされました。
そのなかで、いまや何千万人という方々が苦しめられるもの、これに関するクイズがありました。
そのサイズは、20~40㎛で、丁度光マイクロバブルと同じでした。
その答えは、アレルギーで苦しめられる花粉であり、その形状は球形のものでした。
その後、ファインバブルとウルトラファインバブルに関する説明がありました。
前者は、マイクロバブルとウルトラファインバブルの2者に分かれ、前者は、直径が1~100㎛の気泡、後者は、1㎛以下の気泡という定義が、当該学会でなされているとのことでした。
この定義に従えば、100㎛~1000㎛未満の気泡は、「ファインバブル」と呼ぶことになりますが、これだと真に紛らわしいことになります。
また、マイクロバブルは白濁して目視できるとありますが、これも非常にあいまいであり、通常は10㎛以下は目視できず、マイクロスコープなどの装置を用いて拡大しないと、そのサイズの気泡を見ることはできません。
さらに、その場合も「白濁」はほとんどありませんので、マイクロバブルをよく観察できていない方々の見解のようであり、これだとわざわざ社会に混乱を起こすことになりかねませんね。
もう一つは、マイクロバブルは常に時間的に変化して収縮しますが、そのことについても、この当該学会おいてはほとんど言及されていません。
時間的に常に、そのサイズを変えていくのがマイクロバブルであり、それを直径だけで固定したサイズの気泡として取り扱うのは、これまた、その基本的現象を知らない方の見解が入り込んでいるといってもよいでしょう。
次に、マイクロバブル水の定義も紹介されました。また、用いる気体と液体の種類によってそれぞれ名称が異なることから、その命名法についても解説がなされました(つづく)。
水菜の若葉
また、その間の各論に相当する講演においては、次のような構成を考えました。
前半(初日):基礎知識および各分野における具体的な事例報告の報告
後半(二日目):光マイクロバブルおよび光マイクロバブル水の物理化学的特性、生物学的機能性に関する報告
前半においては、具体的な事例報告を踏まえて光マイクロバブル技術の実用性、幅広い応用性、豊かな成果などを学ぶことに力点を置いて解説を試みました。
また、後半においては、それらの具体的実用の成果をもたらす因果関係、物理化学的特性、生物学的機能性の優秀性などについて詳しい科学的な説明を加えることにしました。
それでは、各講演に分け入ってみましょう。これらの講演は、私を含めて4人の講師団によって実施されました。
周知のように、本セミナー開催の意図は、光マイクロバブル技術を解りやすく解説し、その普及を行うことにあり、この受講が契機となって事業展開が進むケースが少なくなりません。
まさに、本セミナーの成功の可否は、その実現にありますので、この課題が解決していくことは喜ばしいことです。
また、同時に解説する側の講師の主体的力量をアップしていくことも重要であり、その養成力を高めていく必要があります。
講演1は、「マイクロバブルの科学と技術の基礎知識」という演題でした。
ここでは、最初に、「光マイクロバブル技術における基本的心得」として、次の5つが提示されました。
1.優れたマイクロバブル発生装置を選択する。
2.光マイクロバブルの物理化学的特性を理解する。
3.光マイクロバブル技術の実際を学ぶ。
4.光マイクロバブル技術を上手に適用する。
5.成果を正しく評価できるようになる。
これらの課題は、講演2以降で解説される内容に関係しますので、それぞれ該当の講演番号も示され、次の言葉も添えられていました。
「この1~5をしっかり勉強して、身に付けてください」
次に、光マイクロバブルの定義が示され、その大きさに関しては、他の物質との比較もなされました。
そのなかで、いまや何千万人という方々が苦しめられるもの、これに関するクイズがありました。
そのサイズは、20~40㎛で、丁度光マイクロバブルと同じでした。
その答えは、アレルギーで苦しめられる花粉であり、その形状は球形のものでした。
その後、ファインバブルとウルトラファインバブルに関する説明がありました。
前者は、マイクロバブルとウルトラファインバブルの2者に分かれ、前者は、直径が1~100㎛の気泡、後者は、1㎛以下の気泡という定義が、当該学会でなされているとのことでした。
この定義に従えば、100㎛~1000㎛未満の気泡は、「ファインバブル」と呼ぶことになりますが、これだと真に紛らわしいことになります。
また、マイクロバブルは白濁して目視できるとありますが、これも非常にあいまいであり、通常は10㎛以下は目視できず、マイクロスコープなどの装置を用いて拡大しないと、そのサイズの気泡を見ることはできません。
さらに、その場合も「白濁」はほとんどありませんので、マイクロバブルをよく観察できていない方々の見解のようであり、これだとわざわざ社会に混乱を起こすことになりかねませんね。
もう一つは、マイクロバブルは常に時間的に変化して収縮しますが、そのことについても、この当該学会おいてはほとんど言及されていません。
時間的に常に、そのサイズを変えていくのがマイクロバブルであり、それを直径だけで固定したサイズの気泡として取り扱うのは、これまた、その基本的現象を知らない方の見解が入り込んでいるといってもよいでしょう。
次に、マイクロバブル水の定義も紹介されました。また、用いる気体と液体の種類によってそれぞれ名称が異なることから、その命名法についても解説がなされました(つづく)。
水菜の若葉
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