「教え子」さんから、いただいたコメントの回答の続きを記しておきましょう。
また、参考のために、以下に、前回の記事において示した「まとめ」を再録します。
マイクロバブル ➡ マイクロナノバブル ➡ ナノバブル
収縮 収縮 収縮を含めた動的挙動は不明
発光 発光 発光が起こるかどうかは不明
負電位増加 負電位を有しているという報告はある
光マイクロバブルにおいては化学反応が起こる ナノバブルでは不明
③また、圧壊と爆発(言い方を変えますと破裂)とは別の定義として捉えてよろしいでしょうか?」
広辞苑によれば、「圧壊」とは、「おしつぶすこと」、「おされてこわれること」と説明されています。
また、「爆発」は、次のように説明されています。
1)圧力の急激な発生または解放の結果、熱・光・音などと共に破壊作用を伴う現象
2)急激な化学反応、核反応、容器の破壊などによって生じる現象
これらの言葉の意味を比較しますと、両者には、小さくない相違が存在します。
「圧壊」とは、単に押しつぶされてこわれること、それに対し「爆発」は、物理化学的特性を伴う破壊現象を意味しています。
問題は、マイクロバブルにおいて発生する現象が、その言葉の意味に適合するか、どうかにあります。
もともと、「圧壊現象」とは、超音波現象において適用されていた用語でしょうから、その現象とよく適合しています。
超音波は、高周波のサイクルで、加圧減圧を繰り返す現象ですので、その加圧によって気泡が押しつぶされることが観察されることによって、その用語の適用がなされてきたのだと思います。
しかし、光マイクロバブル運動は、その超音波現象とは、以下の理由で本質的に異なる現象ですので、その正しい理解が必要になります。
1)振動する周波数が大きく異なります。具体的には、その周波数が3~4桁も違う現象ですから、これを同一視することはできません。
2)超音波において発生する気泡の寿命は、その周波数とほぼ同じ時間を有しています。これに対し、光マイクロバブルの寿命は約500倍です。ここにも大きな違いがあります。
以上を踏まえて、教え子さんの疑問に答えますと、光マイクロバブルにおける「圧壊なるもの」と「爆発」は、「別のもの」、すなわち「本質的に異なる現象」と考えてよいでしょう。
また、圧壊は、単に圧力で押しつぶされる現象であり、その結果と爆発に類する物理化学的特性が生まれるという因果関係有している現象ともいえます。
光マイクロバブルは、新たに発見された物質の現象ですので、単なる機械的適用ではなく、その現象にふさわしい、ある意味で、その固有な物理化学的特性に基づく理解がなされる必要がある現象ということができるでしょう。
さらに、光マイクロバブルにかんする学問的究明がなされることになれば、その機械的適用が不十分であることも自ずと明らかになっていくことでしょう。
④「さて、ドクターが開発した装置で発生したマイクロバブルはそのほとんどが収縮しマイクロナノバブルそしてナノバブルに変化していくという考え方には全くもって素直に賛同いたします。
ナノバブルの指摘がなされるようになった当初は、その存在に関する証明が十分でなかったことから、すなわち、「ナノバブル」か「ナノサイズのゴミ」なのかが区別できなかったために、ナノバブルに関しての諸々には懐疑的にならざるをえませんでした。
しかし、ナノサイズの気泡らしきものの分布が比較的短時間において変化していくデータを得、さらにナノバブルが実際に可視化されるようになってきてからは、その存在の可能性を探究するようになってきました。
同時に、ナノバブルの物理化学的特性を明らかにする必要があるという認識を深め、その探究が重要であるという指摘も行うようになりました。
その視点のなかには、なぜ、ナノサイズの気泡が発生するのか、この問題にアプローチすることが重要であるという意識も含まれていました。
そこで、光マイクロバブルが収縮して、光マイクロナノバブルへと変化していく過程に注目することにしました。
この過程で、光マイクロバブルの負電位が増加し、発光現象も起こりますので、そのどこかの過程において、ナノバブルが生まれるのではないかという仮説を持つに至りました。
光マイクロバブルの収縮は、別の表現を用いますと高温高圧化していく現象ともいえますので、光マイクロバブルの収縮過程における動的挙動と、その高温高圧化現象が相反応して、そこにナノサイズの気泡が生まれる可能性があるのではないかと考えるようになりました。
しかし、これらは仮説でしかありませんので、これを証明することが、これからの重要な課題ということができるでしょう。
以下の⑤~⑨は次回以降に回答することにしましょう。
⑤しかしながら、まだ、ナノバブルなる目に観えない領域の話になりますとよく分からないというのが率直な感想であります。
⑥また、マクロバブルの収縮が進行し、最後には消滅する(溶解する?)といったことについてもよく分かりません」
⑦「ドクター。こういうのはどうでしょうか?。光マイクロバブルが収縮し、光マイクロナノバブルへ、そして更に収縮し、光ナノバブルに変化する。そして、ある光ナノバブルは消滅(溶解する?)。
⑧「その後、水中が飽和状態になると高温高圧になった光ナノバブルは消滅出来ず破裂し発光する。
⑨「その際に、生物に有効な何らかのエネルギーが発生し、活性を促す。ただの仮設ではありますが、ロウソクの火が燃え尽きる最後にボッと燃え上がる現象に似たものが、光マイクロバブルの正体と・・・」
緑砦館の第二次竣工が叶い(一部は未だ工事が継続中ですが)、久しぶりに私の精神生活に変化が起きています。
あのドイツ、アメリカにおける活性化の時に似てきましたね(つづく)。
朝陽に紅葉が美しい
また、参考のために、以下に、前回の記事において示した「まとめ」を再録します。
マイクロバブル ➡ マイクロナノバブル ➡ ナノバブル
収縮 収縮 収縮を含めた動的挙動は不明
発光 発光 発光が起こるかどうかは不明
負電位増加 負電位を有しているという報告はある
光マイクロバブルにおいては化学反応が起こる ナノバブルでは不明
③また、圧壊と爆発(言い方を変えますと破裂)とは別の定義として捉えてよろしいでしょうか?」
広辞苑によれば、「圧壊」とは、「おしつぶすこと」、「おされてこわれること」と説明されています。
また、「爆発」は、次のように説明されています。
1)圧力の急激な発生または解放の結果、熱・光・音などと共に破壊作用を伴う現象
2)急激な化学反応、核反応、容器の破壊などによって生じる現象
これらの言葉の意味を比較しますと、両者には、小さくない相違が存在します。
「圧壊」とは、単に押しつぶされてこわれること、それに対し「爆発」は、物理化学的特性を伴う破壊現象を意味しています。
問題は、マイクロバブルにおいて発生する現象が、その言葉の意味に適合するか、どうかにあります。
もともと、「圧壊現象」とは、超音波現象において適用されていた用語でしょうから、その現象とよく適合しています。
超音波は、高周波のサイクルで、加圧減圧を繰り返す現象ですので、その加圧によって気泡が押しつぶされることが観察されることによって、その用語の適用がなされてきたのだと思います。
しかし、光マイクロバブル運動は、その超音波現象とは、以下の理由で本質的に異なる現象ですので、その正しい理解が必要になります。
1)振動する周波数が大きく異なります。具体的には、その周波数が3~4桁も違う現象ですから、これを同一視することはできません。
2)超音波において発生する気泡の寿命は、その周波数とほぼ同じ時間を有しています。これに対し、光マイクロバブルの寿命は約500倍です。ここにも大きな違いがあります。
以上を踏まえて、教え子さんの疑問に答えますと、光マイクロバブルにおける「圧壊なるもの」と「爆発」は、「別のもの」、すなわち「本質的に異なる現象」と考えてよいでしょう。
また、圧壊は、単に圧力で押しつぶされる現象であり、その結果と爆発に類する物理化学的特性が生まれるという因果関係有している現象ともいえます。
光マイクロバブルは、新たに発見された物質の現象ですので、単なる機械的適用ではなく、その現象にふさわしい、ある意味で、その固有な物理化学的特性に基づく理解がなされる必要がある現象ということができるでしょう。
さらに、光マイクロバブルにかんする学問的究明がなされることになれば、その機械的適用が不十分であることも自ずと明らかになっていくことでしょう。
④「さて、ドクターが開発した装置で発生したマイクロバブルはそのほとんどが収縮しマイクロナノバブルそしてナノバブルに変化していくという考え方には全くもって素直に賛同いたします。
ナノバブルの指摘がなされるようになった当初は、その存在に関する証明が十分でなかったことから、すなわち、「ナノバブル」か「ナノサイズのゴミ」なのかが区別できなかったために、ナノバブルに関しての諸々には懐疑的にならざるをえませんでした。
しかし、ナノサイズの気泡らしきものの分布が比較的短時間において変化していくデータを得、さらにナノバブルが実際に可視化されるようになってきてからは、その存在の可能性を探究するようになってきました。
同時に、ナノバブルの物理化学的特性を明らかにする必要があるという認識を深め、その探究が重要であるという指摘も行うようになりました。
その視点のなかには、なぜ、ナノサイズの気泡が発生するのか、この問題にアプローチすることが重要であるという意識も含まれていました。
そこで、光マイクロバブルが収縮して、光マイクロナノバブルへと変化していく過程に注目することにしました。
この過程で、光マイクロバブルの負電位が増加し、発光現象も起こりますので、そのどこかの過程において、ナノバブルが生まれるのではないかという仮説を持つに至りました。
光マイクロバブルの収縮は、別の表現を用いますと高温高圧化していく現象ともいえますので、光マイクロバブルの収縮過程における動的挙動と、その高温高圧化現象が相反応して、そこにナノサイズの気泡が生まれる可能性があるのではないかと考えるようになりました。
しかし、これらは仮説でしかありませんので、これを証明することが、これからの重要な課題ということができるでしょう。
以下の⑤~⑨は次回以降に回答することにしましょう。
⑤しかしながら、まだ、ナノバブルなる目に観えない領域の話になりますとよく分からないというのが率直な感想であります。
⑥また、マクロバブルの収縮が進行し、最後には消滅する(溶解する?)といったことについてもよく分かりません」
⑦「ドクター。こういうのはどうでしょうか?。光マイクロバブルが収縮し、光マイクロナノバブルへ、そして更に収縮し、光ナノバブルに変化する。そして、ある光ナノバブルは消滅(溶解する?)。
⑧「その後、水中が飽和状態になると高温高圧になった光ナノバブルは消滅出来ず破裂し発光する。
⑨「その際に、生物に有効な何らかのエネルギーが発生し、活性を促す。ただの仮設ではありますが、ロウソクの火が燃え尽きる最後にボッと燃え上がる現象に似たものが、光マイクロバブルの正体と・・・」
緑砦館の第二次竣工が叶い(一部は未だ工事が継続中ですが)、久しぶりに私の精神生活に変化が起きています。
あのドイツ、アメリカにおける活性化の時に似てきましたね(つづく)。
朝陽に紅葉が美しい
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さて、クライマックスファイナルステージ。カープまさかの地元4連敗。ジ・エンドであります。今回ばかりはDeNAの執念に対応出来なかったことが敗因と言えます。ガックリですが、小生が延べで7年間過ごした九州のソフトバンクの応援に切り替えることにしましょう。
ドクターも承知のとおり、当時は王監督が率いるダイエーで超弱小球団でありました。余りの弱さに、選手の移動バスに生卵を投げつける輩もおりました。そんな弱いチームだったわけですが、小生は平和台球場や福岡ドームに度々足を運んでいたわけで、つまりダイエーのファンだったのです。がんばれホークス!ではでは。
カープの件、残念でしたね。ソフトバンクは内川の活躍で、みなさんが目を覚ましたようですが、広島には、それを担う選手がいなかったようですね。山本浩二、衣笠、北別府は偉大だったということでもありますね。