秋も深まり、お米や果物がおいしくなってきました。

 この数日間、あいにくの雨で、天高い秋晴れの青空が少々恋しくなっています。

 さて、緑砦館の建築における第二次の竣工を明後日に迎え、本日は北棟の清掃が行われています。

 結局、内装は一部が下塗り状態で残ったままとなりました。

 左官屋さんによれば、丁寧に二度塗り、三度塗りを行ってきたので、塗り材のエターナルアース材が不足したそうで、その追加注文が本日到着するようで、それまで止むなくの中断となりました。

 しかしこれで、緑砦館全体の3分の2が仕上がることになりますが、残りは、植物ハウスのみとなりました。

 6月以来、この緑砦館に関する記事を数多く更新してきましたが、これで2つの山場を越えましたので、これからは、少し落ち着いての執筆となるでしょう。

 今月も、後半になってからのガイダンスになりました。

 まず、後10日あまりで大台の3000回記念を迎えることになることを紹介しておきましょう。

 本ブログの開始は2008年5月でした。

 以来、足掛け10年余、振り返れば山あり、谷ありでしたが、まずは、10年を継続できたことに一入の感慨を隠すことができません。

 これから記念の連載をどうするか、ゆっくり考えていきたいと思っています。

 第2は、教え子さんからコメントをいただき、急展開を見せ始めた「大成研究所ブレイクスルー(2900回記念)」の記事のことです。

 これには、かれ特有のといいますか、山口県出身者特有の挑発的内容も含まれていました。

 しかし、それにも増して、かれが正しい光マイクロバブルについての知識を持つようになることが大切だと判断して、さらには、かれのような疑問を持つ方が少なくないとも推察して、可能なかぎりのやさしい解説を試みることにしています。

 折しも、同じく「マイクロ・ナノバブルとは何か」の記事の続きを書こうと思っていましたので、このかれの挑戦は、こちらにとっても「渡りに船」となりました。

 数ある教え子のなかでも、かれとは心の通う仲になって久しく、この交流をますます深めていくことになるでしょう。

 第3は、上記のように緑砦館の建築が竣工の運びになりましたので、その建築工事の様子を報告してきた「大成研究所(2850回記念)」の連載がまもなく終了を迎えることになることです。

 これまで25回に渡って、その建築工事の記事を連載し続けてきました。

 建築は、日々進化を遂げていく生き物のようなものですから、そのダイナミズムを実践的に、そして刺激的に学ぶことができました。

 また、実際の工事の現場においては、必ずといってよいほど問題が発生し、それをその都度最適な解決法を探し出して改善していく必要があります。

 この解決法を、現場の専門業者と建築設計士とともに見出していくことは、非常に知的におもしろく、そのアイデアの出し合いで改善法が、どんどん変化していくことにも、ここちよいスリル感がありました。

 それに「オープンシステム」というプラスエム設計株式会社の「家づくり」の方法が、そのおもしろさと有益性をさらに引き出させていましたので、おかげで6月15日の棟上げ以来、少しも退屈することはありませんでした。

 「このオープンシステムは奥が深い」、この問題をめぐって、今度、その創始者の山中省吾さんとの竣工記念対談を行いますので(10月31日、大成研究所)、その本質に迫ってみたいと思っています。

 第4は、新連載の「ドラマ『オクニョ』の魅力とおもしろさ」についてです。

 昨今は、「これは、おもしろい」というテレビ番組が無くなってしまい、ますますテレビから遠ざかる生活になっています。

 しかし、そのなかで、この番組は非常におもしろく格別で、いつもワクワクしながら見ています。

 その際、必ず録画を行い、その放映の翌日からは、それを毎日1回は視聴し、その内容を頭の中に入れたころには、次の日曜日がやってくる、このパターンになっています。

 それだけ、「オクニョ」はおもしろく、これに勝る番組が他にはない、これが正直な感想です。

 因みに、NHKの大河ドラマは、オクニョの次によく見る番組ですが、この録画はせず、1回見たら終わりになっています。

 録画して何度も観る、一度見たら終わり、両者の違いは小さくなく、歴史ドラマ作りにおいては、日本は韓国に一歩も二歩も遅れているように思います。

 そこで、オクニョを軸としながらも、これまでの歴代ドラマの主人公も交えて、その感想と評論を述べることにしましょう。

 この番組は、丁度折り返しに差し掛かっていますので、これからしばらく、私の連載も続くことになると思います。

 第5に、「マイクロバブルフォームブレイクスルー」(2950回記念)の新連載についても少し触れておきましょう。

 これは、マイクロバブルが造り出す「泡の妙」における技術に関することであり、その洗浄力のすばらしさ、凄さに関する技術評論です。

 とくに、この優れた洗浄技術をペットに応用した光マイクロバブル技術が、トリマーのみなさんに持続的に採用され始めており、その科学に関する考察の時期を迎えているのだと思います。

 そこで、この考察を系統的に行うことにしました。

 しばらくの連載記事になると思いますので、ご関心の方々には、ご愛読をよろしくお願いいたします。

 なお、「高専は、どこに向かうのか」の記事も、高専関係者のみなさんによく読まれているようで、引き続き連載を継続していきます(つづく)。

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              玄関を開けるとキンモクセイの匂いが漂っていました