今日は、東京からお客さんがあり、久しぶりに国東安岐港の魚の競り市場に出かける予定で支度をしていました。

 ところが、懸案の仕事が、その予定時刻までに終わらず、魚の確保は家内の方に頼みました。

 彼女によれば、今日の水揚げは少なかったそうで、それでも新鮮な小鯵を2箱確保できたようで、本日は、これをメインにして「おもてなし」をするそうです。

 しめて、小鯵の数は44匹、購入価格は1500円だったそうで、1匹あたりは34円、これこそ、みごとなほどの安さでした。

 早速、昼ごはんの際に味見をしました。

 とろけるような柔らかさと新鮮さ、噛むほどに旨みも出てきて、上質の料理になること間違いないという感触を得ました。

 この鯵を捌くと4枚の切り身になるそうで、その一切れは9円となります。

 この9円で、感激の舌鼓を味わえるのですから、これは、豊かとしかいいようがありません。

 おそらく東京の小料理屋では、これが100円前後はするでしょうから、それを食べる側から比較すれば、どちらが貧富であるかは明らかです。

 その44匹の小鯵の様子を示しておきましょう。

aji44
 新鮮な小鯵

 さて、問題は、これを、どう料理して、もてなすかです。

 昼ごはんの最中に、それを家内と相談しました。

 ①まずは、文句なしに、そのまま刺身にする、これ以上のものはありません。

 ②カルパッチョはどうですか、と尋ねると、「それもよいですね」という返事がありました。

 ③最後は、塩をかけての鉄板焼き、これもいいですねということになりました。

  これらのほかには、鯵の天ぷら、あるいは「なめろう」にして丼でいただくのもよいですね。

 おそらく、本日は、この「鯵づくし」でしょうから、今から楽しみにしています。

 それにしても、新鮮な味の一切れが、わずかに9円、考えただけでもゆかいですね。

 これに比べれば、よくコメントをくださる「教え子」さん、あなたは、相当に贅沢な食生活をなされていることになりますね(つづく)。