どうやら本日から梅雨入りのようです。
朝から大雨が降っています。
湿りを求めていた植物たちにとっては歓迎の雨となるでしょう。
しかし、この長雨が続くと、反対に土壌を弱らせ、虫が一斉に湧き出てきて、さらに病気が蔓延するようになります。
昨年の梅雨では、10日以上も太陽が一度も顔を見せず、しかも梅雨明けの異常な高温で多くの植物が傷めつけられました。
その時の悔しさを忘れることができません。
その梅雨までは、地元産のある植物が順調に生育し、その背丈は最長で130㎝に達していました。
しかし、ここからほとんど成長できなくなり、最後には枯れてしまうという「予想外」のことが起きました。
しばらくは、その原因が解らず、自分の栽培法や操作に誤りがあったのではないかとさえ疑念を抱くようになりました。
しかし、時の経過とともに、その原因が明らかになり、それが一種の根腐れであることが判明しました。
幸いにも、すべての株がやられたわけではなく、いくらかは生き残りましたので、その教訓を生かして、新たな対策を講じて、そのリベンジに挑むことにしました。
その計画が開始されたのが、今年の3月、同時に、その植物の根をいただく機会にも恵まれ、それを育てる新たな栽培、そして、昨年から残っていた株の栽培(旧株栽培)の2つを試験することになりました。
前者においては、本当に根だけで育つのか、周囲からは疑問視されていましたが、私としては初の試みでしたので、それに挑戦することにしました。
この過程で、その根をいろいろと研究することができ、いくつかの重要な問題を解明することができました。
また、現地に行って根の掘り出しに行った際にも、その隣で苗の栽培法を観察することができ、そこからも重要なヒントをいただくことができました。
これらの教訓を生かし、やや賢くなって、3月から、その植物の栽培試験が始まりました。
私としては、昨年の失敗の教訓もあり、密かに「リベンジ」という言葉を胸に刻んでいました。
そして、今年の梅雨入りまでに、ある結果を出すことを到達目標にして、その作業を行ってきました。
正直言って、内心は、できるだけ遅い梅雨入りであってほしいと願っていましたが、この自然の法則に逆らうことはできません。
本日から梅雨入りと聞いて、その判断を下すことになりましたが、その到達目標は「概ね達成できた」といってもよいでしょう。
「概(おおむ)ね」は公務員用語としてよく用いられますが、便利な言葉です。
私としては、内心、「リベンジを果たした」とほくそ笑み、そして、このリベンジを踏まえて、「これからのことをどうしていくか?」、その思いを馳せています。
どうやら、雨が止み、東南の空が明るくなってきました。
先ほどまで大雨は嘘のようで、静かになって鳥の声も聞こえてきました。
ところで、このリベンジは、初歩的なステップにすぎず、これから、いよいよ、その小さくない事業に踏み出していくことになります。
その次のステップでは、この栽培を徐々に拡大して、その技術を洗練させ、真に確立していくことが重要になります。
そのために、新たな水路づくりについての協議も始まりました。
世間では、「塵も積もれば山となる」、「千里の道も一歩から」という諺があります。
最初の塵や一歩は、世の中から見ればわずかであり、吹けば飛ぶようなものにすぎません。
しかし、何事も、新たな事業を創生するときには、このような過程が不可欠であり、要は、急がず、慌てず、しかし、ゆっくりともせず、次のステップに這い上がっていくことが重要ではないかと思っています。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、国東に来て5年が経過し、そして高専教員を辞めて民間企業人となって同じく5年が経過しました。
この間、いろいろな紆余曲折、山谷がいくつもありました。
その5年が経過し、それらを見渡すことができるようにもなり、そして、マイクロバブルをめぐる内外の情勢の判断もできるようになってきました。
そこで、私の名前を冠にした研究所を新たに設けることにしました。
これからの10年、20年を展望し、それにふさわしいマイクロバブル技術研究の核と拠点づくりを行うために、この構想を練り上げてきました。
内外の諸情勢とそのれらに対すべき私どもの主体的力量を想定して、直観的に、いよいよ本研究所が必要になってきたと思うようになりました。
もちろん、冒頭に述べた植物栽培の事業化も、その重要な研究課題の一つとして位置付けていますので、その紹介をしておきました。
次回からは、その新研究所構想を持つに至った経緯や理由、そして何をめざすのかを徐々に明らかにしていくことにしましょう。
その研究所の場所は、わが家の隣、すでに工事も始まりました。
その写真を示しておきましょう。
完成は、2017年10月1日の予定です。
「博士が愛したマイクロバブル」、この研究所で、ますます、それを、ゆかいに究めていくことになるでしょう。
みなさんも、いっしょに、いかがですか(つづく)。
朝から大雨が降っています。
湿りを求めていた植物たちにとっては歓迎の雨となるでしょう。
しかし、この長雨が続くと、反対に土壌を弱らせ、虫が一斉に湧き出てきて、さらに病気が蔓延するようになります。
昨年の梅雨では、10日以上も太陽が一度も顔を見せず、しかも梅雨明けの異常な高温で多くの植物が傷めつけられました。
その時の悔しさを忘れることができません。
その梅雨までは、地元産のある植物が順調に生育し、その背丈は最長で130㎝に達していました。
しかし、ここからほとんど成長できなくなり、最後には枯れてしまうという「予想外」のことが起きました。
しばらくは、その原因が解らず、自分の栽培法や操作に誤りがあったのではないかとさえ疑念を抱くようになりました。
しかし、時の経過とともに、その原因が明らかになり、それが一種の根腐れであることが判明しました。
幸いにも、すべての株がやられたわけではなく、いくらかは生き残りましたので、その教訓を生かして、新たな対策を講じて、そのリベンジに挑むことにしました。
その計画が開始されたのが、今年の3月、同時に、その植物の根をいただく機会にも恵まれ、それを育てる新たな栽培、そして、昨年から残っていた株の栽培(旧株栽培)の2つを試験することになりました。
前者においては、本当に根だけで育つのか、周囲からは疑問視されていましたが、私としては初の試みでしたので、それに挑戦することにしました。
この過程で、その根をいろいろと研究することができ、いくつかの重要な問題を解明することができました。
また、現地に行って根の掘り出しに行った際にも、その隣で苗の栽培法を観察することができ、そこからも重要なヒントをいただくことができました。
これらの教訓を生かし、やや賢くなって、3月から、その植物の栽培試験が始まりました。
私としては、昨年の失敗の教訓もあり、密かに「リベンジ」という言葉を胸に刻んでいました。
そして、今年の梅雨入りまでに、ある結果を出すことを到達目標にして、その作業を行ってきました。
正直言って、内心は、できるだけ遅い梅雨入りであってほしいと願っていましたが、この自然の法則に逆らうことはできません。
本日から梅雨入りと聞いて、その判断を下すことになりましたが、その到達目標は「概ね達成できた」といってもよいでしょう。
「概(おおむ)ね」は公務員用語としてよく用いられますが、便利な言葉です。
私としては、内心、「リベンジを果たした」とほくそ笑み、そして、このリベンジを踏まえて、「これからのことをどうしていくか?」、その思いを馳せています。
どうやら、雨が止み、東南の空が明るくなってきました。
先ほどまで大雨は嘘のようで、静かになって鳥の声も聞こえてきました。
ところで、このリベンジは、初歩的なステップにすぎず、これから、いよいよ、その小さくない事業に踏み出していくことになります。
その次のステップでは、この栽培を徐々に拡大して、その技術を洗練させ、真に確立していくことが重要になります。
そのために、新たな水路づくりについての協議も始まりました。
世間では、「塵も積もれば山となる」、「千里の道も一歩から」という諺があります。
最初の塵や一歩は、世の中から見ればわずかであり、吹けば飛ぶようなものにすぎません。
しかし、何事も、新たな事業を創生するときには、このような過程が不可欠であり、要は、急がず、慌てず、しかし、ゆっくりともせず、次のステップに這い上がっていくことが重要ではないかと思っています。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、国東に来て5年が経過し、そして高専教員を辞めて民間企業人となって同じく5年が経過しました。
この間、いろいろな紆余曲折、山谷がいくつもありました。
その5年が経過し、それらを見渡すことができるようにもなり、そして、マイクロバブルをめぐる内外の情勢の判断もできるようになってきました。
そこで、私の名前を冠にした研究所を新たに設けることにしました。
これからの10年、20年を展望し、それにふさわしいマイクロバブル技術研究の核と拠点づくりを行うために、この構想を練り上げてきました。
内外の諸情勢とそのれらに対すべき私どもの主体的力量を想定して、直観的に、いよいよ本研究所が必要になってきたと思うようになりました。
もちろん、冒頭に述べた植物栽培の事業化も、その重要な研究課題の一つとして位置付けていますので、その紹介をしておきました。
次回からは、その新研究所構想を持つに至った経緯や理由、そして何をめざすのかを徐々に明らかにしていくことにしましょう。
その研究所の場所は、わが家の隣、すでに工事も始まりました。
その写真を示しておきましょう。
完成は、2017年10月1日の予定です。
「博士が愛したマイクロバブル」、この研究所で、ますます、それを、ゆかいに究めていくことになるでしょう。
みなさんも、いっしょに、いかがですか(つづく)。
工事が始まった研究所用地
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