今日は、朝から雨模様、先ほど慌てて干していた洗濯物を取り入れました。

 昨日の天気予報では、偏西風に誘起されて南から湿った空気が入り込むために天気が崩れるといっていましたが、どうやら、その通りになったようです。

 こんな天気の日は、野菜の苗を移植するのに便利です。

 これが朝から晴天の日ですと、日中の移植は、危険や影響が大きすぎて避けた方がよいといえます。

 早速、先ほど苗の状態を見に行って、どこに、どの苗を植えるかを想定しました。

 まず、最初は大葉からでした。今年は、次の2つの種が手に入りました。

 ①大葉:葉っぱの面が平たい

 ②青しそちりめん:葉っぱの表面に襞(ひだ)があり、柔らかい

 もう少し種類があるようなので、これから追々、それらを探すことにしています。

 すでに、①については、2つの水路で入植を済ませていて、その株数はおよそ100株はあるでしょう。

 いずれも順調に育っていますので、順次、追加入植を行うことになります。

 また、②の苗は、これからかなりの数で入植可能なサイズに成長してくると思われますので、①との入植時期をずらしながら、順次栽培していくことになるでしょう。

 この②については、初の本格的栽培になりますので、①や露地物と比較して、どのような特徴が出てくるのか、その違いを探究してみるのもおもしろいですね。

 さて、昨年、一昨年とみなさんから好評をいただきましたので、その味評価と料理についても研究する必要があると思っています。

 何事も「石の上にも三年」、今年は、その節目の年になりそうですね。

 この思いを込めて、先ほど、①を10数本、②を数本の入植を済ませておきました。

 これから、このうちの数本を選んで定点観察を定期的に行っていく予定です。

 ところで、市販の大葉に関しては、農薬問題を避けて通ることができません。

 マイクロバブル研究会の席で、かつて農機具メーカーに勤めておられた方が、大葉の栽培プラントを見学されたときに、大葉の葉っぱが農薬で白くなっていたそうです。

 かれは、これに吃驚し、それ以降は、「大葉を食べるのを止めた」といっておられました。

 これを聞いて、私も思い当たる節がありました。すでに、私も、市販の大葉を食べることを止めていました。

 また、大葉は、どちらかというと刺身のつまで使われることが多く、「添え物」として扱われています。
 
 これでは、いつまで経っても主役になれない、天邪鬼の私にとってみれば、その扱いのままであれば、決して満足できない待遇といえ、その抜本的な改善が求められている野菜と位置付けています。

 しかしながら、いずれにしても無農薬で大葉を育てるのは、相当に難しいようです。

 苗木に元気があるときはよいのですが、昨年のように長期間の天候不順に出会うと、虫が出てきて弱ってしまいます。

 どのようにして、この至難の問題を解決していくのか、ここにもう一つの重要なブレイクスルーの課題があるように思われます
(つづく)。

ooba20170509
大葉の苗(露地)