今朝は、おだやかな春日和、散歩にも出かけたい気分ですが、ここは、花粉が舞っていますので要注意、とくに今年は昨年の10倍も飛んでいますので、徒歩での出かけることは控えています。
まもなく杉花粉が終わり、ヒノキに移行します。
また、それに伴い、PM2.5が多く飛散してきますので、これにも要注です。
一昨日、車のフロントガラスの一部にしっかり花粉が付着していましたので、ちょっとぞっとしました。
それでも、年々私の花粉症は軽減されてきていますので、これも各種の対策の賜物ではないかと思っています。
もちろん、マイクロバブル入浴もその一つですよ。
さて、「日曜日の朝」というタイトルで何となく書き始めた記事が、いつのまにか準連載記事になり始めています。
これも成り行きですので、ご容赦のほどをよろしくお願いいたします。
さて、その内容は、この国東での5年間を、じっくり振り返ってみることにしだいに収斂してきたようです。
前回までは、その国東での生活が、22年目のドイツでの生活に、その豊かさの面でよく似ていることに言及することになりました。
真の豊かさとは何か、そのことになかなか触れることができない昨今において、それを実感できることは真に幸いなことであり、喜ばしいことでもあります。
その豊かさにおいて、まず最初に問われることは経済的な問題です。
現代社会においては、団塊の世代を始めとして多くの年金生活者がおられます。
豊かな老後を過ごすために長年にわたって積み立ててきたはずの年金が目減りし、そして、それだけでは生活苦となってしまう現実の中で、少なくない深刻な問題に直面しています。
「年金だけでは到底暮らしてはいけない」、この思いを多くのみなさんが宿しておられるのだと思います。
ところが、その年金だけで十分に暮らせる、さらには、その年金の半分でもよく、その年金が余ってしまう、これであれば、その生活は豊かであるといってもよいでしょう。
これは、生きるということに関しては大きな違いといってもよいでしょう。
じつは、国東では、この年金が余ってしまう「くらし」ができるのです。これは私だけではありません。
友人のMさんの口癖は、「贅沢をしなければ、年間100万円で生活ができる」であり、現に、その生活を実行されています。
私のいう「真の豊かさ」とは、かれのいう通りの、そんなにお金をかけなくても、かなりの豊かさを味わうことができる豊さなのです。
おそらく、東京を中心にした都会での生活がより困難になってくれば、国東のように住みやすい土地に移住してくる方も増えてくるのかもしれません。
国東における生活研究、この問題については、この辺でひとまず締めくくることにして、次の課題に移ることにしましょう。
それは、教員生活から民間企業人となっていく課題でした。
私が、その企業人になる目的は、次の3つにありました。
①私のマイクロバブルの技術移転を行った企業をたくましく育てることで、その普及を行う。
②私が長い間研究してきたマイクロバブル技術の卵を孵化させ、その研究開発を本質的に発展さる。
③そのマイクロバブル技術を海外にも広め、世界的な発展を図る。
これは、言うは易く、行うは難しで、おまけに、その技術移転を行った2つの企業の移転、自宅と会社の新築なども行いましたので、ここ国東では、文字通り「ゼロからの出発」となりました。
まず、36年間務めた教員生活から脱皮し、新たに企業人としての仕事をする必要がありました。教員と企業人では、その考え方、発想がまったく異なっていました。
しかし、企業人としては、研究開発をしながら商品開発を遂げていくという大きな任務を有していましたので、さらにそれをどう本質的に発展させていくのかが、真正面から問われることになりました。
当然のことながら、安易な技術適用を図れば、その結果は失敗に終わることは目に見えていましたので、どう成功に至るかをより実践的に究明していくが直に問われることになりました。
その際、最も困ったことは、その研究のための設備と資金が、ともに不足していたことでした。
いわば、手足をもがれた状態での開始でしたので、これには相当の知恵を絞り、可能なかぎりの工夫が求められることになりました。
おまけに、2013年の1月から大病を患い、68日間にわたる入院生活を余儀なくされました。
その退院は4月1日、病院から帰る車中で、この「どん底」に近い状態から、いかにして抜け出すか、その思いをめぐらしたことを今でも鮮明に覚えています。
そこで、約半年のリハビリを行いながら、考え抜いた結論は、あらゆる研究開発を申請し、さらには、別の企業に申請していただいて、それに主導的に参加することでした。
懸命になって、丹念に申請書を書いたせいでしょうか、私どもが申請した課題においては4件、後者においては1件が採択され、今度は、それに対応していくことに追われることになってしまいました。
すべて採択されたのはよかったのですが、研究開発を受けた金額は2/3でしたので、残り1/3は自己資金を出す必要があり、補助金の金額が大きくなると、この自己資金も大きくなり、その工面に四苦八苦してしまいました。
しかし、なんとか、それらを乗り切ることができ、その過程で、文字通りの技術開発が進み、今では、重要な成果が蓄積されることになりました。
この開発における特徴は、丹念に、しかも目いっぱいに開発内容を洗練させましたので、そこから、事業化の種や苗がいくつも生まれてきたことにありました。
これらは、文字通りの実践的開発ということができますので、この補助金の関門を乗り越えることで、私どもがめざしていたものに、より近く接近することが可能になりました。
それらは、次の3つの分野に該当する技術開発とその事業化に関することでした。
①医療福祉分野
②生物・食品分野
③環境分野
これらの取組を通じて、実践的な技術開発とは何かについても、少なくない体験的学習をすることになりました。
その成果も以下に示しておきましょう。
①技術開発を成功させるには、その基礎となる科学における新規性、独創性の適用が重要になる。
私の場合は、マイクロバブルの科学が、それに該当しました。
より具体的には、マイクロバブルの物理化学的特性および生物的機能を生かした技術としての適用を行うことが大切でした。
②①の基本を踏まえながら、技術的には、 最高度の水準にまで洗練化させることが必要とされました。
いかに優れていても、それをユーザーが魅力に感じ、利益をうるものでなければ、その商品的価値、すなわち商品力を高めることはできません。
この①と②を、相補的に、いかに発展させるか、ここが非常に重要であることを新たに学ぶことができました。
この課題の解決問題は、これからも大いに持続していくことであり、その洗練化とともに、時には大胆な、そして新たな発想を込めたアイデアの創出をめざすことも大切ですね。
今日の朝は、かなり、まじめなことを考え、述べることになってしまいましたね(つづく)。
マイクロバブル水を用いた手作りパン(かなりおいしく、評判が良い)
まもなく杉花粉が終わり、ヒノキに移行します。
また、それに伴い、PM2.5が多く飛散してきますので、これにも要注です。
一昨日、車のフロントガラスの一部にしっかり花粉が付着していましたので、ちょっとぞっとしました。
それでも、年々私の花粉症は軽減されてきていますので、これも各種の対策の賜物ではないかと思っています。
もちろん、マイクロバブル入浴もその一つですよ。
さて、「日曜日の朝」というタイトルで何となく書き始めた記事が、いつのまにか準連載記事になり始めています。
これも成り行きですので、ご容赦のほどをよろしくお願いいたします。
さて、その内容は、この国東での5年間を、じっくり振り返ってみることにしだいに収斂してきたようです。
前回までは、その国東での生活が、22年目のドイツでの生活に、その豊かさの面でよく似ていることに言及することになりました。
真の豊かさとは何か、そのことになかなか触れることができない昨今において、それを実感できることは真に幸いなことであり、喜ばしいことでもあります。
その豊かさにおいて、まず最初に問われることは経済的な問題です。
現代社会においては、団塊の世代を始めとして多くの年金生活者がおられます。
豊かな老後を過ごすために長年にわたって積み立ててきたはずの年金が目減りし、そして、それだけでは生活苦となってしまう現実の中で、少なくない深刻な問題に直面しています。
「年金だけでは到底暮らしてはいけない」、この思いを多くのみなさんが宿しておられるのだと思います。
ところが、その年金だけで十分に暮らせる、さらには、その年金の半分でもよく、その年金が余ってしまう、これであれば、その生活は豊かであるといってもよいでしょう。
これは、生きるということに関しては大きな違いといってもよいでしょう。
じつは、国東では、この年金が余ってしまう「くらし」ができるのです。これは私だけではありません。
友人のMさんの口癖は、「贅沢をしなければ、年間100万円で生活ができる」であり、現に、その生活を実行されています。
私のいう「真の豊かさ」とは、かれのいう通りの、そんなにお金をかけなくても、かなりの豊かさを味わうことができる豊さなのです。
おそらく、東京を中心にした都会での生活がより困難になってくれば、国東のように住みやすい土地に移住してくる方も増えてくるのかもしれません。
国東における生活研究、この問題については、この辺でひとまず締めくくることにして、次の課題に移ることにしましょう。
それは、教員生活から民間企業人となっていく課題でした。
私が、その企業人になる目的は、次の3つにありました。
①私のマイクロバブルの技術移転を行った企業をたくましく育てることで、その普及を行う。
②私が長い間研究してきたマイクロバブル技術の卵を孵化させ、その研究開発を本質的に発展さる。
③そのマイクロバブル技術を海外にも広め、世界的な発展を図る。
これは、言うは易く、行うは難しで、おまけに、その技術移転を行った2つの企業の移転、自宅と会社の新築なども行いましたので、ここ国東では、文字通り「ゼロからの出発」となりました。
まず、36年間務めた教員生活から脱皮し、新たに企業人としての仕事をする必要がありました。教員と企業人では、その考え方、発想がまったく異なっていました。
しかし、企業人としては、研究開発をしながら商品開発を遂げていくという大きな任務を有していましたので、さらにそれをどう本質的に発展させていくのかが、真正面から問われることになりました。
当然のことながら、安易な技術適用を図れば、その結果は失敗に終わることは目に見えていましたので、どう成功に至るかをより実践的に究明していくが直に問われることになりました。
その際、最も困ったことは、その研究のための設備と資金が、ともに不足していたことでした。
いわば、手足をもがれた状態での開始でしたので、これには相当の知恵を絞り、可能なかぎりの工夫が求められることになりました。
おまけに、2013年の1月から大病を患い、68日間にわたる入院生活を余儀なくされました。
その退院は4月1日、病院から帰る車中で、この「どん底」に近い状態から、いかにして抜け出すか、その思いをめぐらしたことを今でも鮮明に覚えています。
そこで、約半年のリハビリを行いながら、考え抜いた結論は、あらゆる研究開発を申請し、さらには、別の企業に申請していただいて、それに主導的に参加することでした。
懸命になって、丹念に申請書を書いたせいでしょうか、私どもが申請した課題においては4件、後者においては1件が採択され、今度は、それに対応していくことに追われることになってしまいました。
すべて採択されたのはよかったのですが、研究開発を受けた金額は2/3でしたので、残り1/3は自己資金を出す必要があり、補助金の金額が大きくなると、この自己資金も大きくなり、その工面に四苦八苦してしまいました。
しかし、なんとか、それらを乗り切ることができ、その過程で、文字通りの技術開発が進み、今では、重要な成果が蓄積されることになりました。
この開発における特徴は、丹念に、しかも目いっぱいに開発内容を洗練させましたので、そこから、事業化の種や苗がいくつも生まれてきたことにありました。
これらは、文字通りの実践的開発ということができますので、この補助金の関門を乗り越えることで、私どもがめざしていたものに、より近く接近することが可能になりました。
それらは、次の3つの分野に該当する技術開発とその事業化に関することでした。
①医療福祉分野
②生物・食品分野
③環境分野
これらの取組を通じて、実践的な技術開発とは何かについても、少なくない体験的学習をすることになりました。
その成果も以下に示しておきましょう。
①技術開発を成功させるには、その基礎となる科学における新規性、独創性の適用が重要になる。
私の場合は、マイクロバブルの科学が、それに該当しました。
より具体的には、マイクロバブルの物理化学的特性および生物的機能を生かした技術としての適用を行うことが大切でした。
②①の基本を踏まえながら、技術的には、 最高度の水準にまで洗練化させることが必要とされました。
いかに優れていても、それをユーザーが魅力に感じ、利益をうるものでなければ、その商品的価値、すなわち商品力を高めることはできません。
この①と②を、相補的に、いかに発展させるか、ここが非常に重要であることを新たに学ぶことができました。
この課題の解決問題は、これからも大いに持続していくことであり、その洗練化とともに、時には大胆な、そして新たな発想を込めたアイデアの創出をめざすことも大切ですね。
今日の朝は、かなり、まじめなことを考え、述べることになってしまいましたね(つづく)。
マイクロバブル水を用いた手作りパン(かなりおいしく、評判が良い)
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