地元の友人が、まだ青い大きなブンタンを2つ持ってきてくださいました。

 大分県は、古くから、このブンタンの名産地であり、この表皮を剥いて、その奥の内皮の部分を砂糖漬けしたものが「ザボン漬け」です。

 幼いころは、このザボン付けを、おやつとしてよく食べていました。

 また、中央部の実はミカンと同じような房があり、これが、ほのかな甘みがあっておいしいのです。

 こちらでは、このブンタンを丸ごとか、皮の部分を風呂に入れて香りを楽しむ風習もあります。

 そのいただいたブンタンを室内で静置していたら、その色が緑から黄色に変わり始めました。

 私たちが知っているブンタンは、黄色いになったものです。

 その緑から黄色に変化していくブンタンを見るのは初めてでしたので、その写真撮影を行いました。

 その様子を以下に示しておきましょう。

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黄色くなり始めたブンタン

 上の方から徐々に黄色くなって、下へと変化しています。

 これが熟していく印なのでしょう。

 この調子だと数日も経過すると、すべて黄色く熟れてくるのではないでしょうか。

 この塾生を待って、表皮は、少し日干ししてからお風呂に浮かべてみましょう。

 中皮は、どうするか、家族で相談して、その料理法を検討することにしましょう。

 実の方は、好物なので、まずは私の方で、その味を確かめてみたいと思っています。

 国東のブンタン、さて、その味はどうでしょうか?
(つづく)。