「久しぶりに、国東の新鮮な魚が食べたくなったね」

 「そうですね。安岐港の競りに行きましょうか」

 こんな会話をしながら、港の水揚げ場に着くと、すでに、その競りは始まっていました。

 「今日は、魚が少ないね。良い魚があるだろうか?」

 トロ箱にして10数個しかなく、その競りは、あっという間に終わりました。

 「急いで決めないと、何も買えなくなる」

と思いながら、目の前のトロ箱に目をやると、立派なヤリイカがあるではありませんか。

 「久しぶりにヤリイカもいいね」

 写真を撮りながら、すぐに、その落とし札を確保しました。

 そのトロ箱の様子を示しましょう。
 
 
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ヤリイカ

 真ん中の競りの落とし価格を示した札が置かれています。

 この場合は、一箱2000円で落とされていますので、私どもは、この金額にマージンが上乗せされて、2560円で購入することができました。

 この箱には、獲れ立ての新鮮な体長30㎝以上もあるヤリイカが18杯入っていました。

 1杯あたりは142円でした。

 競りから帰えると、早速、昼に、刺身にしていただきました。
 
 柔らかくてこしがあり、ヤリイカ固有の甘さもあり、真にみごとな味でした。

 久しぶりに国東の海の幸を楽しみました(つづく)。

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                       ヤリイカの刺身(2杯分)