一作日、第15回マイクロバブル研究会が開催されました。
今回は、かわいい小学校6年生とその妹、そしてお母さん、お父さんも参加されて、いつもとは異なる雰囲気で始まりました。
最初に、M会員から前回に続いて「ヘチマの里づくり」に関する、その後の取組みが報告されました。
その内容は非常に科学的で、ヘチマの露地栽培に関する詳しい栽培の様子が示されました。
とくに、ヘチマの成長から結実までを時系列的に観察し、その特徴を見出したことが注目されました。
また、ヘチマの実を近所のみなさんに配布し、食べていただいたことが好評で、来年は自分で栽培したいという感想がいくつも得られたという報告もありました。
これで、私どものマイクロバブル水耕栽培の結果とも合わせて、ヘチマの里づくりに関する普及文書づくりが期待できますね。
続いて、S会員が育てたある植物の評価がなされました。
通常の方法とマイクロバブル水を用いた場合の比較でしたので、みなさんの関心を集めました。
見た目では、明らかに後者の方が根のでき方、葉っぱの育ち具合、背丈などにおいて有意差がありました。
また、専門家であるY会員にも詳しく見ていただきました。
その植物が倒れるかどうか(茎のかん節、地上に近い側から第1かん節、第2かん節と呼ぶ)は、この第1かん節の長さで決まるそうで、その長さが12㎝以下であれば倒れないとのことでした。
これは、両者において、いずれも12㎝以下であり、倒れないように、よく育っているという評価でした。
次に、茎の数を数えてみると、いずれも57~58本であり、最初の苗の段階は3本でしたので、これは、結局同じでした。
ただし、後者の方が青々した葉っぱが多く、いまだ成長途中であり、この点が大きな違いであることが確かめられました。
また、実の付き方についても見方を教えていただき、その枝分かれが14本以上だとよく実っているとのことでした。
この点についても、両者の比較がなされ、いずれも、この14本をクリアしていました。
ただし、実の付き方については、後者の方がきれいに、そして整然と並んでいるように思いました。
Sさん曰く、マイクロバブルの方が、背丈、成長の勢いなどで、かなり違うという実感があったようでした。
そして、肝心の味の方ですが、これは、まだ刈り取りが行われていませんので、それを待ってからのことになります。
今回は、マイクロバブルを、わずかに使用したのみでしたので、来年は、それをどうするか、Sさんが、何か手ごたえを感じておられるようでしたので、今後の研究課題が浮かんできたのではないかと思っています。
続いて、メインゲストの小学校6年生のN君が、「マイクロバブルのふしぎな力」と題する発表を行いました。
ずらっと居並ぶ大人たちを前にして、最初は少し緊張していましたが、実際に発表が始まると、それはどこかに消え失せたようで、徐々に名調子になっていきました。
ここで「名調子」といった理由は、その発表によどみがなく、言葉が詰まらずに、すらすらと話を進めていきましたので、これは素晴らしいと思ったことにありました。
そのプレゼンの内容は、以下の3つで構成されていました。
①マイクロバブルに関する質問と、それに関する私の回答をヒヤリングして文章にまとめたもの。
②自分でヘチマを育て観察した結果とマイクロバブル育ちのヘチマの比較(成長、内部、料理などでの比較)。
③マイクロバブルの血流実験などの結果のまとめ。
これらが、Aゼロ版模造紙にぎっしりと書き込まれ、写真やグラフも挿入されていましたので、なかなか立派なポスター用プレゼンになっていました。
まずは、その立派さに、大人たちが度肝を抜かれ、ぎっしり書き込んでデータも添えたことに感動し、そのスムースな発表に圧倒されたといったところでしょうか。
おそらく、その科学的内容においても、それが優れていて、そのことをきちんと理解された大人たちは少なかったのではないでしょうか。
ーーー N君、してやったりだね!よくできました。
発表が終わって、このような感慨が湧いてきました。
当然のことながら、次から次に質問が投げかけられました。
今度は、先ほどのプレゼンのように円滑に返答することは難しいので、やや考え込みながらの返答になりました。
その折、お父さんが助け舟の返事を出そうとしました。
「お父さん、みなさんは、あなたに質問しているのではありませんよ!」
というと、どっと笑いが生まれましたが、言葉を選びながら、適格な返事を考えながら回答するN君の姿も立派でした。
「どうして、こんなに素晴らしい自由研究を思いついたのですか?」
という質問もありました。
その返事は、自分の手の指の皮が剥け、野球をするのに苦労していて、その指がマイクロバブルで治ったことがきっかけであったというものでした。
自分の体験を通じて、なぜそれが実現できたのか、これを自由研究の題材にしようとしたことがよかった、という回答に、みなさんは、「とてもよいテーマだ」と納得されていました。
なかには、「どうして、このようにすばらしい内容の自由研究をすることになったのですか?」という、やや突っ込んだ質問もありました。
このときのN君の返事が、粋で的を得ていました。
「お父さんが協力してくれたからです」
これを聞いて、お父さん(M会員)の顔がやや強張ったようでした。
さぞかし、込み上げてきたものがあったからでしょう。
こうして、N君の初めてのプレゼンがみごとに終わりました。
研究会からは、修了証書とプレゼント(図書券)が贈呈されました。
このN君の発表の余韻は、研究会が終わるまで続いていました。
以上のように、今回も中身が豊富で、こころを動かす充実した内容の研究会となりました。
今回は、かわいい小学校6年生とその妹、そしてお母さん、お父さんも参加されて、いつもとは異なる雰囲気で始まりました。
最初に、M会員から前回に続いて「ヘチマの里づくり」に関する、その後の取組みが報告されました。
その内容は非常に科学的で、ヘチマの露地栽培に関する詳しい栽培の様子が示されました。
とくに、ヘチマの成長から結実までを時系列的に観察し、その特徴を見出したことが注目されました。
また、ヘチマの実を近所のみなさんに配布し、食べていただいたことが好評で、来年は自分で栽培したいという感想がいくつも得られたという報告もありました。
これで、私どものマイクロバブル水耕栽培の結果とも合わせて、ヘチマの里づくりに関する普及文書づくりが期待できますね。
続いて、S会員が育てたある植物の評価がなされました。
通常の方法とマイクロバブル水を用いた場合の比較でしたので、みなさんの関心を集めました。
見た目では、明らかに後者の方が根のでき方、葉っぱの育ち具合、背丈などにおいて有意差がありました。
また、専門家であるY会員にも詳しく見ていただきました。
その植物が倒れるかどうか(茎のかん節、地上に近い側から第1かん節、第2かん節と呼ぶ)は、この第1かん節の長さで決まるそうで、その長さが12㎝以下であれば倒れないとのことでした。
これは、両者において、いずれも12㎝以下であり、倒れないように、よく育っているという評価でした。
次に、茎の数を数えてみると、いずれも57~58本であり、最初の苗の段階は3本でしたので、これは、結局同じでした。
ただし、後者の方が青々した葉っぱが多く、いまだ成長途中であり、この点が大きな違いであることが確かめられました。
また、実の付き方についても見方を教えていただき、その枝分かれが14本以上だとよく実っているとのことでした。
この点についても、両者の比較がなされ、いずれも、この14本をクリアしていました。
ただし、実の付き方については、後者の方がきれいに、そして整然と並んでいるように思いました。
Sさん曰く、マイクロバブルの方が、背丈、成長の勢いなどで、かなり違うという実感があったようでした。
そして、肝心の味の方ですが、これは、まだ刈り取りが行われていませんので、それを待ってからのことになります。
今回は、マイクロバブルを、わずかに使用したのみでしたので、来年は、それをどうするか、Sさんが、何か手ごたえを感じておられるようでしたので、今後の研究課題が浮かんできたのではないかと思っています。
続いて、メインゲストの小学校6年生のN君が、「マイクロバブルのふしぎな力」と題する発表を行いました。
ずらっと居並ぶ大人たちを前にして、最初は少し緊張していましたが、実際に発表が始まると、それはどこかに消え失せたようで、徐々に名調子になっていきました。
ここで「名調子」といった理由は、その発表によどみがなく、言葉が詰まらずに、すらすらと話を進めていきましたので、これは素晴らしいと思ったことにありました。
そのプレゼンの内容は、以下の3つで構成されていました。
①マイクロバブルに関する質問と、それに関する私の回答をヒヤリングして文章にまとめたもの。
②自分でヘチマを育て観察した結果とマイクロバブル育ちのヘチマの比較(成長、内部、料理などでの比較)。
③マイクロバブルの血流実験などの結果のまとめ。
これらが、Aゼロ版模造紙にぎっしりと書き込まれ、写真やグラフも挿入されていましたので、なかなか立派なポスター用プレゼンになっていました。
まずは、その立派さに、大人たちが度肝を抜かれ、ぎっしり書き込んでデータも添えたことに感動し、そのスムースな発表に圧倒されたといったところでしょうか。
おそらく、その科学的内容においても、それが優れていて、そのことをきちんと理解された大人たちは少なかったのではないでしょうか。
ーーー N君、してやったりだね!よくできました。
発表が終わって、このような感慨が湧いてきました。
当然のことながら、次から次に質問が投げかけられました。
今度は、先ほどのプレゼンのように円滑に返答することは難しいので、やや考え込みながらの返答になりました。
その折、お父さんが助け舟の返事を出そうとしました。
「お父さん、みなさんは、あなたに質問しているのではありませんよ!」
というと、どっと笑いが生まれましたが、言葉を選びながら、適格な返事を考えながら回答するN君の姿も立派でした。
「どうして、こんなに素晴らしい自由研究を思いついたのですか?」
という質問もありました。
その返事は、自分の手の指の皮が剥け、野球をするのに苦労していて、その指がマイクロバブルで治ったことがきっかけであったというものでした。
自分の体験を通じて、なぜそれが実現できたのか、これを自由研究の題材にしようとしたことがよかった、という回答に、みなさんは、「とてもよいテーマだ」と納得されていました。
なかには、「どうして、このようにすばらしい内容の自由研究をすることになったのですか?」という、やや突っ込んだ質問もありました。
このときのN君の返事が、粋で的を得ていました。
「お父さんが協力してくれたからです」
これを聞いて、お父さん(M会員)の顔がやや強張ったようでした。
さぞかし、込み上げてきたものがあったからでしょう。
こうして、N君の初めてのプレゼンがみごとに終わりました。
研究会からは、修了証書とプレゼント(図書券)が贈呈されました。
このN君の発表の余韻は、研究会が終わるまで続いていました。
以上のように、今回も中身が豊富で、こころを動かす充実した内容の研究会となりました。
実験中のN君
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