質問10:マイクロバブルは、人だけでなくちがうものにも使われていますか?

 N君から寄せられた質問も残り3つになりました。

 そろそろ、夏休みの自由研究の提出のころとなってきましたので、こちらも、そのスピードを上げて書くことにしましょう。

 自分の指をマイクロバブルで治しただけに、N君は、マイクロバブルを人に用いることをいんしょうふかく思われたのでしょう。

 まずは、人といっても、ずいぶんと広い分野で使用されていますので、まずは、そこからのべることにしましょう。

 そのさいしょは、おふろ、いちど入ると止められなくなると、よくいわれています。生活のなかにマイクロバブル入浴(にゅうよく)を取り入れらた方々が健康(けんこう)の日々をおくられています。

 それから、マイクロバブル温泉(おんせん)、これも喜(よろこ)ばれています。

 そして、最近では、医療(いりょう)や福祉(ふくし)の分野でも使われています。

 さて、マイクロバブルの最大のとくちょうは、その生物活性(せいぶつかっせい、元気にすること)にありますので、ヒトと同じ動物(どうぶつ)として、犬、豚(ぶた)、馬などにも使われています。

 この馬では、走るスピードが速くなってレースに勝ったということもおこりました。

 それから、植物でもよいことがおきています。

 つい最近では、8000平方メートルもある植物工場(しょくぶつこうじょう)で、いちばん成長が悪かったゾーンがいちばんよかったゾーンを追いこすということがおこりました。

 ヘチマも、マイクロバブル育ちと土さいばいとでは大きく違うことが明らかになってきました。

 むのうやくで、手作りのおいしい野菜を自分でさいばいし、みんなで食べて喜んでいるという家庭(かてい)も出てきました。

 びせいぶつの分野でも、マイクロバブルがかつやくしています。マイクロバブルでびせいぶつ増やし、よごれた水をきれいにしています。

 生物いがいでも、マイクロバブルの技術が、広い分野で使われています。

 自動車、半導体(はんどうたい)、食品(しょくひん)など、日本の主な産業(さんぎょう)においても広く用いられています。

 最近、マイクロバブル技術の市場(しじょう)は、2030年までに13兆円(ちょうえん)に増えるといわれるまでになりました。

 これから、もっと広い分野で使われるようになると思います。

 マイクロバブルは日本で生まれたオリジナル技術ですから、これから世界中に広めていくひつようがあります。

 もちろん、私も、その隊列(たいれつ)をになう一人として参加していきますよ。

 以上をまとめて、第10質問(しつもん)の回答(かいとう)を示します。

 「マイクロバブル技術のさいだいのとくちょうは、生物を元気にし、大きく成長させていくことにあります。

 ヒトをはじめとする動物(どうぶつ)、野菜(やさい)など植物(しょくぶつ)、びせいぶつなどの分野で、たくさんの成果がぞくぞくと生まれはじめています。

 それから、日本の主な産業の分野でもよく使われています。自動車、半導体(はんどうたい)、食品、日本酒、まんじゅうづくりでも、おどろくような成果がでてきています。

 マイクロバブル技術は、日本で生まれ、日本で育った技術ですから、これから世界中に普及していくことができます。

 これから、日本のほこれる技術として大いに発展(はってん)させていくことが重要です」
 

(つづく)。
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マイクロバブル技術のとくちょう