N君に収穫していただいたヘチマを、すぐに料理できるか、家内に尋ねてみたところ、快諾の返事がありました。

 煮込み料理に用いる「スパム」の買い置きもあるようでした。

 「ヘチマを料理できるようなので、今収穫したものを2つに切ってみましょう。包丁で縦に切れるかな?」

 ここは、お母さんの手助けをいただくことにしました。

 まずは、お母さんが最初の切れ目を入れました。

 すると、どうでしょう。そのお母さんが意外な表情を示されました。

 予想以上に柔らかかったからでした。

 これなら、N君でも簡単に切ることができると判断されたのでしょう。すぐに、N君に包丁を渡して、彼が切り進むことになりました。

 「立派に切れましたね」

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初収穫のヘチマの中身

 体長31㎝、直径は約4~6㎝でした。

 この中身を見て、次の特徴を見出しました。

 ①皮の部分は緑色が濃く、厚みが薄い。

 ②中央の種の形成部分と皮との間の中間部が白く、均一であり、なめらかである。

 ③種がたくさんでき始めている。

 ーーー これは、よく育っている!

 この断面を観て、それを直観しました。

 ーーー とても柔らかくて美味しそうだ!

 そして、待望のヘチマの煮込みが出来上がりました。
 
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ヘチマのスパム煮込み

 「これは、旨い」

 「おいしいですね」

 初めてのN君は、「どうかな?」と思って覗いてみたら、美味しそうに食べているではありませんか。

 ヘチマの実が柔らかく、そしてほのかな甘みがあり、それがスパムの塩味とよくマッチしていました。

 「これは、昨年以上の味になっているようだ!」

 N君は、一皿全部を平らげてしまいました。

 もちろん、お母さんも同じでした。

 「この味を覚えておいて、N君が露地で育てているヘチマと比較をしましょう。この味比較も立派な自由研究のテーマのひとつになりますよ」


 こうして、楽しい夏休みの自由研究が始まりました。

 最後に、N君から出された質問3を示しておきましょう。

 質問4:ぼくの指の皮がむけていたのですけど、なんで治ったのですか?

 実体験に基づく大切な質問です。

 この回答は、長くなりそうなので次回に譲ることにしましょう(つづく)。