今年の3月あたりから、昨年採っておいたヘチマの種のなかにゴーヤ(ニガウリ)の種が混ざっていました。

 そのため、ヘチマの苗づくりが、ゴーヤの苗づくりにもなって進行することになりました。

 そして両者を比較すると、ゴーヤの成長の方が早く、蔓の成長、開花、そして葉の茂りなどにおいても、ゴーヤが先行していくという事態となりました。

 過去を振り返りますと、ゴーヤについては、その栽培を本格的に行ったことがありませんでした。
 
 そこで、今年は、ヘチマと共に、ゴーヤの種を育てたことが幸いしました。

 「せっかくだから育ててみよう。さて、どの水槽がよいであろうか?」
 
 いろいろと思案をした結果、中庭南東部の端に、今年は新たな水槽(GFO-4)を設置しましたので、まずは、そこに植えることにしました。

 ここには、雨除けががなく、梅雨の間は、その上にビニールシートを被せて雨から野菜たちと
水槽を守ることにしました。

 マイクロバブルの稼働は、念入りに手動で行いました。

 当初は、このゴーヤの生育がよく、ヘチマの方は遅れをとっていて、いつも30㎝余ほど、ゴーヤが先行していました。

 ヘチマの方は、さぞかし悔しかったことでしょう。その様子を示します。

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ゴーヤ(中央)とヘチマ」(左)の競争(2016年6月25日、筆者撮影)

 結局、地上2.5ⅿにある梁の上に到着するまで、この差は縮まらず、ゴーヤがひとまず勝利することになりました。

 しかし、その後、地上2.5ⅿの空間を横ばいになって進む戦いにおいては、ヘチマの方が断トツに伸びて、今では、そこを圧倒するまでになっています。

 これは、互いの性格と生きる目的が違うからでしょうか。

 ゴーヤの方は、一定の葉の繁殖が済むと一斉に小さな黄色い花を咲かせるようになりました。

 清楚な可愛らしい黄色い花でした(「魅せられて(3)」参照)。

 ここで新たな主役が登場してきました。それはミツバチでした。

 見ていると、次から次へと蜜を吸いにきているではありませんか。

 とくに朝は、ブンブンと賑やかで、私の心も弾み、豊かな気分になりました。

 そして、このミツバチさんのおかげで、めでたく受粉がなされ、小さな実が生りはじめました。

 その可愛らしい姿をご覧ください。

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生まれたてのゴーヤの実(2016年7月25日、筆者撮影)

 これを見ていると、なんとなく、ほのぼのとした気持ちになりますね

 ゴーヤの実との初めての出会いは素敵でした(つづく)。