本日は、雪景色の中、早朝から中津に出かけました。

 途中、南側に雪化粧した鶴見岳、由布岳の遠望がすばらしく、しばし車窓から見惚れていました。

 聞くところによれば、全国的に寒波が襲来しいるようで、それが日本の地中海、国東半島にも及んでいました。

 車は、速水インターで中津への高速道路に入り、北上するにしたがって雪が降っていないことにき気付きました。

 --- そうか、国東の珍しい積雪は、限られた範囲で起こった現象なのか。となると、鶴見岳、由布岳の山頂を通過した湿った空気の流れが国東に及んだせいであろうか?

 それにしても、良く風が吹いていたので、それも影響したのでしょう。

 複雑な地形と気候の産物が、本日の雪化粧へと結びついたのでしょう。

 目的地のK病院の「老健施設」には、10時過ぎに到着、すでに、配備されている装置の改良に取り組みました。

 これで、かなりの能力アップが期待できるでしょう。

 昼ご飯は、地元の方がお勧めのファミリーレストランに行くことになりました。

 お客さんが多い割に、店内で忙しく料理を出している方は2人と少なく、そのせいでしょうか、注文の料理が出てくるまでに時間がかかっていましたので、早速、周りを見渡してみました。

 私の趣味でしょうか、初めてのところに来ると、周囲を観察したくなるのです。

 そこで、以下のことに気付きました。

 ➊すべてのメニューが1000円未満であり、そして、その種類が非常に多い。

 すべての料理において、さまざまな組み合わせが可能で、これを通じてお客さんの好みに適合させているのだと思いました。

 ❷同時に、たくさんのトッピングが可能で、それが事細かく表にして示されていました。これも、お客さんの要望に従ったものだと思います。

 ❸私が注文したのは「ちゃんぽん定食」でした。注文の際に、ちゃんぽんの麺は、通常のちゃんぽん玉にしますか、それとも「うどんの麺」にしますか、という質問を受けました。

 これには少々驚きを覚えましたが、「そうか、ちゃんぽん風うどんを好むお客さんがいるのか」と思いました。

 こうして、お客さんのこと細かい要望を踏まえてメニューが構成されていること、そしてすべてを1000円以下にして高くしないことに、このレストランの人気の秘密があるのだと思いました。

 この観察を続けているうちにも、あらたなお客さんが入ってきて、その客層は、働く中年とお年寄りの方々に2分されていました。

 --- なるほど、これが地元で流行っているレストランか、良い勉強になった。

 少々時間が過ぎて、「出てくるのが遅いな!」と思う頃に、注文の品が出てきました。

 私が注文した「ちゃんぽん定食」の内容は、ちゃんぽん(ちゃんぽん玉)、高菜めし、豆腐の冷ややっこ、漬物の4品でした。

 九州地方は、高菜料理が盛んで、ピリ辛の高菜いためが好物で、それがご飯の上に海苔と一緒に載っていました。

 まずは、この高菜めしを一口、高菜は、よい味付けでしたが、米の方は「いまいち」でした。

 --- この値段だと、美味しい米を用意することは無理か。

 そう思いながら、ちゃんぽんへ。これはまあまあの味でした。

 ーーー それにしても量が多い、これでもかと食べても無くならない。どうしようか。

 ここで、高菜めしを平らげるか、それともちゃんぽんをすべて食べてしまうか、これに迷っていましたが、結局、前者を選び、ちゃんぽんは、同伴者に残りを食べていただきました。

 ➍この量の多さも、人気のひとつであろう、と思いました。

 かなりの量の食物が胃の中に入ったせいでしょうか、なにか違和感があり、このような外食に適応できなくなっていることに気付きました。

 考えてみれば、食べやすいものを少量食べて昼ご飯とする、これと外食が異なっていることに気付いたというわけでした(つづく)。
niwasakinokiku
裏庭に咲いた菊