師走の月になり、だいぶ風が冷たくなってきました。

 国東安岐港の魚の競り市場に行ってきました。

 水揚げされた魚の数はあまり多くありませんでしたが、セイゴという魚が目に留まりました。

 見たことがあるような姿、形をしていましたが、どうもはっきりしませんでしたので、この魚の名前を聞いてみました。

 「この魚の名前は、何といいますか?」

 「これは、セイゴといいます。スズキの小さい時の名前です」

 「そうか、どこかで見たことがあると思っていましたが、スズキだったのか。しばらく、スズキ②は出会っていなかったね」

 スズキは夏の魚といわれていますが、この時期は、この程度のサイズなのですね。

 「それにしても、数が多いな」と思いながら、数えてみると、一箱に11匹も入っていました。

 これで競り値の価格が700円、これにマージンと消費税が加わって931円、1匹85円にもならない買い物です。

 ーーー これでスズキの本来の味であれば申し分ない。

 と思って、これを買うことにしました。

 それにしても、なぜこんなに安いのかという疑問を残しながらのことでした。

 さて、肝心の味の方ですが、さっそく、帰ってから、すぐに刺身のカルパッチョにしていただきました。

 味付けは、地元産のバジルドレッシング、これにカトレアという名の醤油を加えました。

 「これは、すばらしい味だ! 夏のスズキの味と同等、申し分ない」

 と思いました。

 これで一安心、あの安さは、味の方の問題ではなく、単に小さかったからであろうと推察させていただきました。

 それ以来、あのセイゴは食卓にない、ということは、まだ残り10匹が残っているはずです。

 今夜あたり、あのカルパッチョの味を再現できるとよいなと思います。
seigo
 写真は、市場で写した同じセイゴです。この箱にはやや大きめのセイゴが7匹入っています。

 今眺めてみると、立派なスズキの子供ですね。

 私たちは、これとは別の箱のセイゴを買いました。

 師走のセイゴ、これはやや小ぶりだけど、立派な海の幸であり、これからは、セイゴに注目していくことになりそうです。

 これから、寒さが増していくと、冬の魚が美味しくなりますね。

 引き続き、国東の海の食環境、これは安くて豊かです。

 私も含めて、魚好きには、もってこいの場所です

 次回は、とうとう100回記念です。話題の多いシリーズものでしたので、ここまで来るのも早かったですね(つづく)。