第3回のマイクロバブル研究会が、なごやかに、そしてじっくりと開催されました。

 参加者は14名、会場が一杯になりました。

 冒頭、「マイクロバブル洗浄」と題して、講演をさせていただきました。

 どうやら、研究会の冒頭で私がささやかな講演を行うことが定例化してしまったようです。

 その後、Mさんから先日の「Dog Project」の反響を紹介していただきました。

 また、Mさんが実際にマイクロバブル洗浄を行ったときの細かい様子も示していただきました。

 これらを踏まえて、マイクロバブルでどうして洗浄が進むのかについても熱心に議論がなされました。

 「マイクロバブルで燃える」とはどういうことなのか、これについてもより厳密な意見交換がなされ、これについては次の説明をさせていただきました。

 「マイクロバブルで燃える」というのは、マイクロバブルの高温高圧化現象を大衆的に解りやすく説明した表現であること、その高温のレベルがロウソクが燃える温度とほぼ同じであることから、そのような表現が可能である。

 しかし、ロウソクと同じ温度であっても、その「燃える」時間はわずか、1万分の1以下の時間であり、そのために、燃えても熱く感じないという説明も加えて理解を深めていただきました。

 その後、七島イについても話題が展開し、これについても議論が盛り上がりました。

 また、この問題については、研究会の冒頭で、今年育った七島イの品評を行っていただきました。

 このなかで、根の育ち方がかなり違っていることが指摘され、その重要性が判明しました。

 今年は、その背丈が約220㎝にもなり、良く育っていましたので、その理由も明らかになりました。

 「こんな根は見たことがない」

 という貴重な感想も示されました。

 その後、島ラッキョウ(沖縄産)、ヘチマの煮込み、スーチカー(沖縄の豚料理)、おこわなどが出されたこともあり、なごやかな懇談がますます進みました。

 さらに、福岡県から初めて参加されたOさんは、マイクロバブルについて興味を持たれ、度々、このブログを読まれたようで、この研究会の和やかで意味のある雰囲気がとても気に入られたようでした。

 「マイクロバブルのお風呂について興味を持たれているとのことですが、どうでしょう、そのお風呂に入ってみませんか」

 こう尋ねると、二つ返事で了解され、そのお風呂に入られることになりました。

 するとどうでしょう、研究会のすべての方々が、私どものお風呂の見学に、ぞろぞろと行かれ、その関心のほどが現れていました。

 初めて来られた方が、マイクロバブルのことを勉強され、そのお風呂に入るようになること、これは、「おもしろきことなき世の中」をおもしろくすることに通じる現象ではないかと思いました。

 もちろん、この方は、マイクロバブル風呂をとても気に入られたようでした。

 結局、研究会は今回も予定の終了時間を1時間延長して21時に閉会となりました。
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                     下松市米川の里山風景