K1さんへの第3回「国東お魚便」がとてもよかったという感想をいただきましたので、その返事に、「そろそろ、第4回はいかがですか?」という返事を出したところ、すぐに電話がかかってきました。

 自宅療養中の彼でしたが、とても元気のよい、張りのある声でしたので、その第4回分について語り合いました。

 「早速、明日か、明後日に国東安岐港の競りにいってみましょう!魚があるとよいですね」

 その翌朝は晴れでした。

 「今日は、魚があるかもしれない」

 そう思って、競りに出かけました。

 競りの開始時刻の約3分前に到着しました。

 「今日は、水揚げがすくないなぁー」

 この3分間のうちに、トロ箱に入れて並べられている魚を見渡しました。

 「今日は、鯛と鯵にしよう!」

 体長30~40㎝の鯛がトロ箱一つに数枚入って並べられていましたので、この中から選ぶことにしました。

 また、鯵の方は、トロ箱に10匹前後が入れられ、その体長は30㎝前後でした。この箱も5つ並べられていましたので、この中の一箱を選ぶことにしました。

 幸い今朝は、一般の買い物客が少なかったので、この鯛と鯵を、さっと確保することができました。
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10匹の鯵
 「もう少し何かあるとよいのだが・・・」

 こう思いながら見渡すと、蓋がされた蛸があり、この蓋が取り除かれた状態で競りがなされた直後で、3つの箱のうちの一つを確保することができました。

 やや小ぶりの蛸でしたが、3匹とも生きていました。

 「K1さんは、無類の蛸好きだから、きっと喜ばれるであろう」

 こうして運よく、3つの魚を確保することができました。
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生きている3蛸

 「これでお魚便らしくなった!」

 帰ってからは、すぐに、塩を入れたマイクロバブル水に生きた蛸を入れて洗浄、その後死ぬのを待ってから、塩もみを行って茹でました。

 今回は、茹でる時間を減らして、より柔らかい状態で取り出しました。

 その重さを計ると、3つの合計で1.8㎏ありましたので、これですと刺身や蛸飯にするのに十分な量となることでしょう。

 蛸飯を頬張るK1さんや近所の方々の喜ばれる顔が自然に浮かんできました。

 その後、これらの魚の梱包作業を行いました。

 この中には、採りたてのヘチマ2つ、大葉20枚も入れておきました。

 このクール便、明日の朝早く、自宅に届くはずです。

 新鮮で安い魚を、そのまま届けることができるのですから、とても便利な世の中になりましたね。 
 「国東お魚便」は、「安くて豊かなお魚便」になりはじめています(
つづく)。