先日の東京K1さんへの「国東お魚便」は上手くいったようで、お喜びのお便りをいただきました。
K1さんの体力を整え、元気回復に役立ったようで何よりよかったと安堵いたしました。
そのK1さんの食卓では、まず、蛸の刺身をいただいたそうです。これは予め湯がいたものを送りましたので、そのまま刺身で食べていただいたようです。
この真蛸を料理する際に、ちょっとした工夫がいるのですが、これについても、その操作方法が定着してきました。
この問題における難点は、死ぬ際に起こる硬直問題と湯がきすぎによる硬さ問題、この2つをクリアすることです。
これを上手く操作しないと、刺身で食べる際に蛸が硬くなり、旨みも出てこない問題にぶっつかってしまいます。
前者の場合、生きていた蛸であっても、それを空気中に置いておくと死んでしまい、その問題が発生します。
そして、これをそのまま湯がけばさらに硬くなってしまいます。
これでは、柔らかくて味のある蛸を美味しくいただくことができません。
ある時、蛸好きの母親と娘さんがいて、皿に山盛りの蛸の刺身を出したところ、あっという間に、それを平らげてしまうということが起こりました。
「おいしい、おいしい!」
を連発しながら、その食べっぷりはみごとなものでした。
おそらくK1さんも、その蛸好きの一人ではないかと思っています。
そして、大きな蛸の半分は、K1宅の定番である蛸飯にされたそうです。
いつものように、ご近所に、この蛸飯をお裾分けされたそうで、これも大評判だったそうです。
とくに、今回の蛸は1.47㎏もありましたので、さぞかし美味しい蛸飯になったことでしょう。
この真蛸、こちらでは、地元の名産になっていて、蛸飯だけでなく、蛸ちゃんぽんや天丼にも登場するほどの人気物となっています。
なんだか、私も蛸飯が食べたくなってしまいました。
それから、やや小ぶりのスズキ、大きめのレンチョウもおいしくいただかれたそうでした。
これらの魚を味わったK1さんが、しみじみと仰られていました。
近くのスーパーに行って、魚を見てこられたそうですが、このように新鮮な魚はないとのことでした。
水揚げの日から数えると3日目の魚の方が新鮮であると実感されているのですから、ここには、高度に発達した流通社会には「思わぬ死角」があったということができます。
このスーパーには、様々な経路を通じて店頭に魚が並べられているのだと思います。
しかし、そのスーパーの経路よりも、より新鮮でより安い魚が、国東からの直行便で送付できるのですから、これは重要な死角の経路ということができるでしょう。
便利で暮らしやすかったはずの都会の生活は、いつの間にかそうではなくなってしまったのですね。
せめて、月に1、2度でも、このお魚便の幸福の機会があってもよいのではないか、そのように感じた「お魚便」でした(つづく)。
生きていた1.7㎏の大蛸
K1さんの体力を整え、元気回復に役立ったようで何よりよかったと安堵いたしました。
そのK1さんの食卓では、まず、蛸の刺身をいただいたそうです。これは予め湯がいたものを送りましたので、そのまま刺身で食べていただいたようです。
この真蛸を料理する際に、ちょっとした工夫がいるのですが、これについても、その操作方法が定着してきました。
この問題における難点は、死ぬ際に起こる硬直問題と湯がきすぎによる硬さ問題、この2つをクリアすることです。
これを上手く操作しないと、刺身で食べる際に蛸が硬くなり、旨みも出てこない問題にぶっつかってしまいます。
前者の場合、生きていた蛸であっても、それを空気中に置いておくと死んでしまい、その問題が発生します。
そして、これをそのまま湯がけばさらに硬くなってしまいます。
これでは、柔らかくて味のある蛸を美味しくいただくことができません。
ある時、蛸好きの母親と娘さんがいて、皿に山盛りの蛸の刺身を出したところ、あっという間に、それを平らげてしまうということが起こりました。
「おいしい、おいしい!」
を連発しながら、その食べっぷりはみごとなものでした。
おそらくK1さんも、その蛸好きの一人ではないかと思っています。
そして、大きな蛸の半分は、K1宅の定番である蛸飯にされたそうです。
いつものように、ご近所に、この蛸飯をお裾分けされたそうで、これも大評判だったそうです。
とくに、今回の蛸は1.47㎏もありましたので、さぞかし美味しい蛸飯になったことでしょう。
この真蛸、こちらでは、地元の名産になっていて、蛸飯だけでなく、蛸ちゃんぽんや天丼にも登場するほどの人気物となっています。
なんだか、私も蛸飯が食べたくなってしまいました。
それから、やや小ぶりのスズキ、大きめのレンチョウもおいしくいただかれたそうでした。
これらの魚を味わったK1さんが、しみじみと仰られていました。
近くのスーパーに行って、魚を見てこられたそうですが、このように新鮮な魚はないとのことでした。
水揚げの日から数えると3日目の魚の方が新鮮であると実感されているのですから、ここには、高度に発達した流通社会には「思わぬ死角」があったということができます。
このスーパーには、様々な経路を通じて店頭に魚が並べられているのだと思います。
しかし、そのスーパーの経路よりも、より新鮮でより安い魚が、国東からの直行便で送付できるのですから、これは重要な死角の経路ということができるでしょう。
便利で暮らしやすかったはずの都会の生活は、いつの間にかそうではなくなってしまったのですね。
せめて、月に1、2度でも、このお魚便の幸福の機会があってもよいのではないか、そのように感じた「お魚便」でした(つづく)。
生きていた1.7㎏の大蛸
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