先日、娘が国東市国見にあるシイタケ農園に見学にいき、シイタケをたくさんいただいてきました。

ここは、シイタケの原木であるクヌギとそれに育つシイタケの名産地です。

つい最近も、国連食糧機関(FAO)から、「世界農業遺産」の指定を受けています。

その真にすばらしいシイタケを示します。

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これは、通称「どんこ」と呼ばれる肉厚のシイタケで、最高級品に属するものです。

もちろん、近くのスーパーで手に入れることはできません。

この肉厚シイタケが格段においしいのはいうまでもありません。

まず、そのまま塩をかけて焼いて食べました。

独特の「どんこ」の味でした。次に鍋に入れていただき、これも抜群の舌鼓でした。

そして、やや乾いてきてからは、それをバターで炒めていただいております。

今度は、まことに贅沢な話ですが、それをすり潰してスープにしてみようかと思って思っています。

このすばらしい地元産のシイタケ、これをもっと広めていく必要がありますね。


さて、このシイタケにまつわる話として、雷がよく発生する地域のシイタケは、よく育っておいしいといわれています。

その代表的地域として、宮崎県の高千穂で、そのような事例があると聞いています。

これは、いったい、どのような現象なのでしょうか?

雷は、強力な電機的エネルギーです。これが空気中で発生し、それが地上に降りてくる場合もあります。

そうすうると、この電気的エネルギーによって、空気中の窒素が反応し、一酸化窒素や二酸化窒素を発生させるのです。

これらの窒素酸化物は、極微量の状態では、生物に活性をもたらし、栄養にもなることができます。

これらの物質の産生によって、シイタケの成長促進が実現され、栄養価も増えるので、味もよくなるのではないかと思います。

かつて、雷に詳しい方から、その雷のよい利用法はないかと相談を受けたことがあり、わざわざ雷に関する本をいただいたこともありました。

これによると、わが国には雷がよく発生する地域があります。そこで、この窒素の酸化作用を利用して、何か面白いことができるとよいですね。

それにしても、この国東産のすばらしいシイタケ、これをもっと多くの方々に知っていただきたいですね(つづく)。