コウイカの次は、ヒラメの話です。

ヒラメは、小さすぎても、大きすぎてもおいしくなく、丁度よい大きさがあります。それが、30~50㎝の大きさで、食べごろといえます。
20141230ひらめ

このヒラメは、元気よく、買って帰ってからも、発泡スチロールのなかで跳ねていました。

そこで、かわいそうになり、マイクロバブルの水に塩をいれて、そこにこのヒラメを入れてやりました。

そしてら、どうでしょう。少しも跳ねないようになり、気持ちよさそうに呼吸を静かに行っていました。

きっと心地よかったのでしょうね。それから数時間は生きていたでしょうか、いつの間にか呼吸を止めていました。

これは、天然のひらめですが、大分県は、そのヒラメの養殖で全国一を誇っていました。しかし、今は、その見る影もなくすたれ、そのほとんどが無くなってしまいました。

海の環境が変化し、よい餌が無くなったからでしょうか、味が落ちて、1㎏1000円以下の値下がりが起きるまでになりました。

これでは養殖業は成り立ちません。漁師のみなさんも大変で、ヒラメから他の魚の養殖への切り替えがなされています。

そんな事情もあり、ヒラメはあまり食べなくなっていました。

しかし、天然の冬場のヒラメ、これは、非常においしいのではないか、期待を込めて生きていたヒラメを手に入れました。

この価格は1200円、そのサイズを考慮しますと、数千円以上もするほどの天然ヒラメではないかと思います。

これが昨日の昼に、刺身として出てきました。

一番おいしいエンガワおありましたので、孫のしらたまちゃんに、これを食べさすと、まことに喜んでいました。

幼児でもおいしさが解るようで、みごとな食べぶりでした。このような白身の新鮮な魚は甲府ではめったに食べられませんので、よい経験をしたのではないかと思います。

柔らかくて甘い、しかもねちっとしていて、最高級のレベル5に近い味でした(つづく)。