ワールドカップジャパンチームの快進撃が止まりました。しかし、ベスト8をかけての試合は素晴らしいものでした。一進一退の大熱戦、若い力同士がぶっつかり合いました。

 もちろん日本チームの勝利を期待させていただきましたが、その延長戦が終わった時点で、ここまできたのなら、もう勝負はどちらでもよい、「よくやった!」という思いが自然に湧いてきました。

 大人の世界では、相当レベルの低いことが続いている昨今ですので、この若者たちが日本と日本人を励ましたことには小さくない意味があります。

 フェアプレーと組織プレーに徹し、ランキングでは上位のチームとばかり戦って、立派な戦果を修めたことには画期的な意義があったと思われます。

 このように、最近では、日本と日本人の評価を国際的に飛躍的に高めた事例はほとんどありませんでした。

 たしかにペナルティ-キック戦で敗れたことは残念ですが、彼らの獅子奮迅が日本と世界に与えた影響には計り知れないものがあったと思われます。

 それにしても、南米地域のチームの粘り強い戦いには頭が下がります。小さいころから、サッカーで育ち、たくましく生き抜いてきた彼らの戦闘力はとても素晴らしいものでした。

 貧しくても、ボールさえあればサッカーができる、そしてブラジル、アルゼンチンの両雄を眺めながら、それに立ち向かうチームには、足に根が生えているような粘りがありますね。

 おそらく、これからも、このような素晴らしい戦いをなさることでしょう。

 さて、この戦いが終わって、私たちが学ぶべきことは、かれらの姿勢と偉業です。おかげで、たくさんの勇気と闘争心を見せていただいたのですから、これをいただかないわけにはいきません。

 かれらが、あれだけ戦ったのですから、私たちも少しは、その闘争心をいただいて、重要な何かを得る戦いをすべきだと思っていますが、みなさまはいかがでしょうか。

 そう思いながら、本日の素晴らしい戦いの余韻を楽しみました。

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