マイクロバブルのジグソーパズルの構造性の特徴を、いかにやさしく考えられるようにするか、これは、マイクロバブルの本質問題を考える上で、とても重要な課題といえます。

 さて、前回までに、マイクロバブルのジグソーパズルが単なる平面のみにおいて組み合わせるものではなく、それが二重の立体構造になっていることを明らかにしてきました。

 その上部構造が、日々発生しているのが現場の諸々の現象です。これは、この数年におけるマイクロバブルの行使が飛躍的に増加してきたことによって生まれてきた新たな現象です。

 その全体を把握できないほどに、圧倒的に多くの適用が、しかも少なくない分野で繰り広げられています。

 その中には、マイクロバブルの性質をよく理解しないままに適用される場合もあり、その結果として期待通りの成果が得られないという事例も珍しくありません。

 これが、社会的混乱の一因ともなっていますが、これらを逐次整理していく必要があります。

 それにしても、この様は、燎原の火のごとくであり、もはや、これを止めることはできません。おそらく、もっともっと広がって、国境を越えていくことになるでしょう。

 この膨大な諸現象が、ますます先行的に進行し、その後追いで技術的確立が本格化する、これが、この数年の特徴といえます。

 すなわち、上部構造にマイクロバブルの現場の諸現象があり、その下部構造に、マイクロバブル技術の個々の確立問題が存在しているのです。

 現場では、そのマイクロバブルの適用が非常にうまくいった場合に、いきなり、世界一や日本一を得ることが起こってしまいます。また、困難な問題を一挙に克服し、大規模な設備投資を行うという事例も出てきています。

 しかし、これらの場合においても、その技術の核心が明らかになっている場合はそんなに多くはなく、その確立は今後の問題になっているのが偽らざる現実なのです。

 このような技術の生成期においては、無数の現場で、その初歩的適用が試みられ、なかには運よく成果が得られますが、その大半においては、成功にまで漕ぎつけない、このような事態が進行することになります。

 これから、このような傾向がますます顕著になっていくことが予想されます。

 社会の現場で発生するマイクロバブル現象の事例が増加していく速度がますます大きくなっていくのに対し、そこでの技術的確立のスピードが遅く、その速度差がより大きくなっていくことは避けられないことでしょう。

 そして、それらの構造間で起こってしまうギャップも必然的に形成されてしまうのではないかと思われます。

 ですから、この上部と下部の両方において、マイクロバブルのジグソーパズルのピースが存在し、それらの二重のパズルの組み合わせを考えていかねばならないのですから、これが簡単にできるわけが」ありません。

 しかも、上部においては、無限に近い数で勢いよく広がり始め、さらに、下部の技術的確立が遅れ遅れになるのですから、下部のパズル数が圧倒的に少ないままでは、この組み合わせ作業が複雑で困難であることは容易に推測できます。

 しかし、このパズルの構造は、二重で留まるものではなく、もう一つの構造が、その地下の部分に存在していたのです(つづく)。

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