本ブログもいよいよ1200回を迎えることになりました。おかげで、いろいろな方に愛読され、マイクロバブルに対する興味が全国的に広がっています。
本ブログの目的は、マイクロバブルの科学と技術をやさしく解説し、それをみなさまに深く、そして、やさしく、おもしろく理解していただくことにあります。
また、このブログの執筆者は、いわずとしれた「マイクロバブル博士」です。私個人名での執筆ではありません。これは、本ブログを開始するにあたり、じっくり考え、文字通りの「マイクロバブル博士」に登場していただいて、その責任執筆をしていただくことにしました。
その理由の第1は、「マイクロバブル博士」という新たな人格を形成させ、それこそ縦横無尽に語っていただく方がおもしろく、かつ長く続けられるのではないかと思ったことにあります。
これは、執筆を継続していく中で徐々に確かめられ、それがとくにシリーズものの中で活かされてきたような気がしています。
自分以外のマイクロバブル博士が客観的に存在する、そのとき博士はどう考えるのか、彼だったらどうするか、このような楽しい思考ができるようになりました。
第2は、私個人名から生まれる制約をいくつも突破することにありました。このブログの反響とともに、これがいろいろな角度から論議されるようになりました。
それらの個別問題を、ここで深く立ちいることはしませんが、なかには、三谷幸喜作『笑いの大学』に似たこともあり、そのために、より一層の「記述の工夫」が必要とされています。
この大学では、そのシナリオの修正がなされればなされるほど、それがおもしろくなり、笑いを生み出していきますが、本ブログも、その「笑いの大学」にあやかりたいと思っています。
すこし前置きが長くなりました。1200回記念は、そのタイトルにあるように、今日本が直面している大問題の東日本大震災支援に関することです。
これには、一国の首相や大臣、さらには内閣や国会自身も、そのあり方が問われている規模のものですから、文字通り、日本と世界が変わっていく小さくない転換点を迎えているわけです.ここで何を考え、何を実践するかが非常に重要になります。
心ある方は、何度もボランティアとして現地に踏み入り、心ある作家は、何度も現地を彷徨しながら、そこで考え続け、心ある研究者は、被災者の生活に何を役立たせるか、それ実践できる研究をいかに実践するか、それらを必死で考え、追求しています。
ここに、日本はおろか、世界最先端の課題がいくつも生まれ、それが、実践的に試される、その真価が問われる機会と課題がいくつも生まれているのでり、この意味をしっかり踏まえる必要があるように思います。
さて、東日本大震災支援と復興のための旅路に、再び出かける日が近づいています。先月に帰ってきて以来、ほぼ毎日、その準備に費やすほどの作業がありましたが、それが、ほぼ終わりかけています。
本日は、これから、みなさんに手伝ってもらって、その荷造り、梱包を行う予定です。
被災地には、それこそ何もないわけですから、現地で何か手に入れようとしては、それは決して容易なことではありません。
それから、装置は、どこか一部が欠けてもうまく稼働しませんので、それこそ細部にわたって、その点検と整備、それから組立のための準備を重ねていかねばならないのです。
そのために、何度も、現場で配備された装置全体を頭の中で描き、そのイメージをたよりにして細部を検討し、整備していくのです。
いちいち設計図を見て判断していると、どこかに抜け落ちや誤りがあり、それらを見抜くことができなくなり、後で泣くような目に会ってしまうのです。
そのために、このイメージを浮かばせ、点検していく頭の作業を何度も繰り返し、それを頭の中に叩き込んで準備作業を進めていくのです。
また、これは、現場での作業工程を頭の中に入れ、そのそれぞれの過程で何が必要で、どうしていくのか、これも重要なことになります。
そして、それをすべて終えた暁のイメージ、これも大切な想像になります。今回は、マイクロバブル発生装置が104機ですから、それらが一斉に動き始めたときのイメージをなかなかリアルに思い浮かべることができません。
「いったい、どうなるのであろうか?」
それこそ、想像が及ばない世界のことであるように思いますので、これについては、あれこれの想像よりも、「百聞は一見にしかず」の「一見」の方が手っ取り早いのかもしれませんね。
先ほど、NHK第1ラジオの日曜「あさいちばん」の放送を聞かせていただきました。
7時40分からの放送は、「日曜訪問」という番組名のようで、今朝は、阪神大震災で活躍され、今回も東日本大震災支援を行われている著名な高僧の方が登場されて、心の問題を語られていました。
この番組の終わりには、来週の「日曜訪問」の番組では、私が紹介されていました。私は、この放送を現地で聞くことになりますので、いまから早速小型ラジオを手配しようと思っています。
窓の外を見ますと、快晴の空、今日も暑くなりそうです。これから、マイクロバブル風呂で元気になり、本番に臨む作業に取り組みます。
「東日本大震災支援の旅路」を改題し、上記のようなタイトルで、再スタートさせていただきました。
みなさんも、この夏の暑さに負けないようにしてくださいね(つづく)。
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