マイクロバブル発生装置104機でマイクロバブルを発生させて以来,本日で55日を迎えました.

これから,本プログラムの第二ステージの山場を迎えます.

夏が通り過ぎ,秋の気配が漂う東京です.天気は曇り,どんよりしています.いつもよりは1時間早い9時40分発の新幹線「やまびこ」に乗り込みました.

というのも,本日は1時間早く一ノ関に着いて,それから車でまず気仙沼に向かうことになったからです.

気仙沼湾は,石巻と同じく,宮城県における代表的な水産基地です.

実際に,気仙沼湾を訪れてみますと,とてもきれいなところでした.ここに,あの大津波が押し寄せ,何もかも破壊しつくしたことは想像もできないことでした.

しかし,海岸には,破壊された新築の家のみが残り,浜の岸壁は1m以上も沈み込み,その多くは海の下にありました.

気仙沼1

この美しい海と山々が示すように,ここは,もともと「森は海の恋人」運動の発祥地でもあり,このきれいな海と美しい山々があったからこそ,このような運動が生まれたのではないかと思いました.

しばらく,この海岸線の海と被災地の様子を観察していると,みなさんが集まってこれらました.

これから始めるマイクロバブルのデモ実験のためであり,その総勢は20名を超えていました.

「この白い泡がマイクロバブルです.でも,少し大きめの白い泡には騙されないようにしてください.この小さな薄い煙のような白っぽい泡が本当のマイクロバブルです.これが,じつは,非常に強い力を発揮するのです......」

久しぶりに,浜の現地でのデモ実験と解説が始まりました.

初めての地でしたので,私も少々力が入っていました(つづく).

コスモス