第2は、「豊かな自然と共生するまち」についてより深く考えてみました。たしかに、この地域には豊かな自然があり、それと共生することは非常に重要な課題といえます。

ここでいう「自然と共生する」ということは、単に、自然の中で暮らすということのみのことなのでしょうか。

かつて、この地域には、七島藺(しちとうい)という畳表にする植物が生育していました。ところが、現在では、その七島藺の生育地がわずかになってしまい、やがて、それも遅くない時期に消えてなくなってしまうのではないかという心配すら出てきているようです。

また、隣町のある島では、約20cmもある天然の車エビがたくさん獲れていたそうですが、それがほとんど難しくなってきたようです。

さらに、それを補うための養殖漁も発展していないようで、これらの問題を解決する必要性が生まれています。

このような事例を踏まえますと、豊かな自然との共生をどのように実現していくかについて、よりふかく、真摯に考察することが重要であるように思われます。

同時に、単に豊かな自然と共生するだけでなく、もっと積極的に、自然を最高度のレベルで生かすことを考える余地があるのではないか、このように思うようになりました。

「自然を最高度に生かす」、これが出来さえすれば、七島藺や天然車エビの問題においても、なんらかの解決の糸口を見出す可能性があるのではないか、ここに、重要な問題の核心があるように思います。

私の場合、豊かな自然の良さを引き出し、発展させるための最高の手段がマイクロバブル技術に相当することから、これまでのいくつもの実績が役立ちそうです。

単なる自然との共生ではなく、自然のよさマイクロバブル技術で最高度に生かし、新たな共生の方法を見出していく、ここに重要な課題があるように覆われます。

「自然を最高に生かすまち」、これが第二の理念です。

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