昨日から本日朝まで実験室と家の引っ越し作業に明け暮れ、それを終えることができないまま、予定の時間となり、慌てて新幹線に飛び乗りました。
これから、仙台へ向かいます。それにしても慌ただしい日々の連続です。
6日以来数日間の陸奥の旅でしたので、疲れが蓄積するはずなのに、しかも、旅を終えた後に、その疲れが出てくるのですが、今回は事情が少々異なっていました。
それは、出発前と後に実験室移転作業があり、加えて現地大船渡では、2日間にわたって装置の撤去および運搬作業もあって、かなりの力仕事していたので、身体がより強靭になっていたのでしょう。
予想よりもはるかに少ない疲れで、それがマイクロバブル入浴のおかげか、すぐに回復し、そして再び本日の出発となりました。
明日は、東北大学100年記念館での日本混相流学会主催のシンポジウムですので、それにふさわしい科学的な講演内容に仕上げる必要があります。
東日本大震災・津波の災禍を受けて、科学の力がどう立ち向かっていったのか、その過程と成果をリアルに発表することができればと思っています。
先日の3.11の一周年の日は、丁度、一関から帰る日でしたが、丁度、あの地震が発生した時刻は山手線の電車から降りたところでした。
アナウンスのように、10秒間の黙もく等を捧げさせていただきました。
いまだ多くの方々が行方不明で、被災地に帰れない方々も大勢いて、さらに、仮設住宅での辛い生活を余儀なくされ、1年たっても被災者の方々の生活再建は成就されていません。
いったい、どうなっているのか、科学や技術の力は及ばず、このまま微力のままで留まるのか、これらを、ふかく考えることが続いています。
明日の講演は、最後にエントリーされているようで、これらのことを踏まえながら、この1年の取り組みの成果を真摯に発表させていただきます。
つづく
雪の大船渡湾口の日の出(2012年2月9日、筆者撮影)
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