セミナー二日目は、高知高専秦先生による講演で始まりまし
た。その内容はマイクロバブル水に濃度差によって大腸菌の
発生を制御できるとう大変ユニークなものでした。続いて、徳
山高専の熊野先生の講演があり、かれによって、これから
は、学習体験ができる「セミナーツーリズム」の時代がくるの
で、それを取り込んだ企画の「すすめ」が強調されました。
次に、阿智村の岡庭一雄村長によって特別講演がなされま
した。今年、阿智村の振興に関する「第5次の総合計画」を策
定したときのことを紹介され、ここで「覚悟」が大切であることを
強調されました。それは、村を発展させるか、衰退させるか、
その瀬戸際に立たされており、それを前者の立場から村に留
まってどこまでも発展させる、その「覚悟」が必要であるという
ことでした。
この覚悟で話をされ、村政を進められようとしているのです
から、とても迫力がありました。そして、その総合計画を持続
的に発展させるために「マイクロバブル技術」がぜひとも必要
ということで講演を締めくくられました。とても岡庭村長の「思
い」が強く滲んでいた講演でした。
セミナーの最後の講演は、私が行いました。「マイクロバブル
技術開発における目」という内容で、マイクロバブル技術にお
ける具体的実践例に則して、その「開発の目」の「付けどころ」
を紹介させていただきました。
二日目の質疑応答も活発に行われましたのは、もちろんの
ことですが、私が吃驚したのは、みなさんの顔がみごとに変
わっていたことでした。その中でも、新潟からこられたWさんの
顔色が赤みがかって大きく変化していました。「どうですか」と
聞くと「とてもよい」という返事でした。それから、指が治ったO
さん、顔が童顔になり、まるで別人かと思うほど、若い顔に
なっていました。そして、この方は、地元では知る人ぞ知る「ツ
リキチ」であり、釣りに関する週刊誌の記者もなされている方
であり、マイクロバブル技術を「釣り技術」に応用することにつ
いても熱い意見交換を行いました。
その他の方々も同じで、「温泉に浸かってマイクロバブル技
術を学ぶ」ことができたことを、とても喜ばれていました。
このように、好評で終わった基礎セミナーとなり、今後も継続
して開催していきたいと思います。
セミナーが終わり、次は、「全国高専阿智サミット」の始まりと
なりました。
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