夫婦喧嘩に関しては、次の2つの典型事例があります。

 最初は、本ブログでもおなじみのK3さんです。その理由を私

なりに分析しますと次のようになります。

 ①自分の仕事がうまくいかない。K3さんの場合は研究という

仕事でしたが、それが自分が思い描いていたようにはできな

い、できなくなったと思うようになっていました。それが、知らず

知らずに「教育」という仕事にも反映し、その両方で、結果的に

は元気をなくすというパターンに陥っていました。

 ②奥さんの方は、元気がなくなっていく夫のことを直感的に

心配していました。しかし、その理由がよく理解できないため

に、もどかしさも覚えていました。「このままで終わってほしくな

い」、こう常々思っていました。

 これが基本的な対立構図です。二人して、この家庭の最重

要問題をとことん話し合うことはほとんどなかったので、お互

いの理解が不足していました。

 夫と奥さんでは、趣味が異なっていましたので、その次元か

ら理解し合うのにも限度がありました。こうなると、趣味の世界

に入り込みリラックスすることさえ、喧嘩の種になっていきまし

た。それがさらに発展すると「食べ物」も、「その種」になってし

まいます。

 こうして些細なことで、互いに「口をきかない」ことが頻繁に

起こっていました。

 互いにもっとも大切なところで実践も理解もできていなかっ

た、その改善の兆しや希望を持っていなかったことが最大の

問題でした。

 マイクロバブルは、この相当に固い関係を解し、柔らかにし、

最後には癒していったのです。

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