マイクロバブルは、O家に劇的な変化をもたらすことになりま

した。

まず、大黒柱のOさんに変化が現れました。

「Oさん、マイクロバブルの効果はいかがですか」

「先生、いろいろありますが、なんといっても、『プラス思考に

なる』のがいいですね」

地域のリーダーであるOさん、ならではの言葉です。顔に「赤

み」と色艶が出てきて、表情が明るくなりました。その変化が

周辺の地域のみなさんにもわかるようになり、ちょっとした評

判にもなっていきました。

「おかげで、検査の結果もよかったようです」

あるとき、そっとOさんから、そのように打ち明けられ、私も、

うれしくなりました。

しばらくして、Oさんの奥さんからも長い手紙が届きました。ご

主人が健康になられたことに加えて、娘とお孫さんが、15分か

けて毎日風呂に入りにくるようになったそうです。この中には、

皮膚が弱い方もいて、その改善もなされたことが記されていま

した。さらに、別の子供さんのお孫さんも預かっておられたこと

があり、その健康にも役立ったこともうれしく報告されていまし

た。

こうして、奥様以外は、みな健康改善がなされたとのことで、

少し前までの夫婦喧嘩が嘘のような状態になりました。このこ

とはOさん自身からも語られたことでもありました。そして、奥さ

ん自身も健康になったと聞いて、家族全員がよい方向に回転

し始めたそうで、「とても、よかったですね」といわせていただき

ました。

こうして夫婦喧嘩が日常茶飯事であったO家の「負のサイク

ル」が、マイクロバブルによって「プラスのサイクル」に変化し

ていったのです。

これらは、マイクロバブルで「夫婦喧嘩がなくなった」という事

例ですが、ここには、非常に「重要な何か」という本質問題が

含まれているように思われます。

社会的には、このような事例が増えて、日本中で夫婦喧嘩

がなくなると、本当に平和でよい国になるのではないかと思い

ます。今後も、マイクロバブルが、その社会形成に、少しでも

貢献できることになれば真に幸いでした。

   しかし、依然として、「黒い水」の謎は残されたままでした。

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