昨日は、長岡技術科学大学で第1回土木学会全国高専学術講演会が開催されま

した。私は、それを主催した責任者として、冒頭に次のように挨拶させていただきま

した。


 最初に、第1回の学会開催に、ご支援とご協力いただいた長岡技術科学大学に

深く感謝申し上げます。この開催は、私どもの数年来の夢であり、この間、数度に

わたる土木教育に関するシンポジウム、全国調査、土木教育賞の授与などを行っ

てきましたが、それは、それらの活動の成果の到達点でもあります。この講演会の

特徴は、高専生、高専専攻科生、教員が、ともにその教育研究に関する成果を発

表し、論議し合うことにあります。また、土木教育賞受賞者に講演を行っていただく

場でもあります。

 さらに、特別講演には、徳山高専の重松恒美先生、高専機構の小田公彦理事を

迎え、高専における教育研究や産学連携のあり方について、貴重なお話をしてい

ただく予定です。

 これらは、全国的な規模での情報交流を進めるとともに、長岡技術科学大学との

連携においても重要な糸口となる可能性があります。

 おそらく、このような規模で全国的な学会を行うことは、高専の歴史においても大

変珍しいことであり、今後の発展に重要な一里塚を形成することになります。その

意味で、ご活発な討論と交流をよろしくお願いいたします。

                                         (この稿続く)

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