この3日間,第8回産学官連携推進会議(6月20-21日,京都国際会館)に出すポ
スター(「マイクロバブルで日本一・最高金賞の酒づくり」),第7回全国高専テクノ
フォーラムパネル討論会(1)の原稿(「マイクロバブル技術による植物工場づくり」)
に取り組み,そのために本日のブログの執筆が遅れてしまいました.明日からは,
その前者の準備のために京都入りします.当日は,村重酒造から出品していただ
いた日本一の酒である「錦」の試飲もなされますので,会場は相当な盛り上がりに
なることでしょう.
後者の主題は,今連載中のテーマと重なりますので,時を得ています.そのなか
で,現在の植物工場づくりに関して,次のように言及させていただきました.
「わが国では,過去に二度ほど『植物工場づくり』の機運が盛り上がったことが
あったが,その実現や定着までには至らなかった.その理由は,地上野菜栽培を
圧倒的に勝る優位性を確保できなかったことにあり,現在検討されている『植物工
場づくり』は,その反省を踏まえた『三度目』の試みに相当する.
周知のように,現在の植物工場の問題として指摘されていることは,1)その野菜
生産が高額になってしまう,2)品種が限定され多様な野菜の生産ができない,つ
まり,生産された野菜が本当に売れて,その採算が取れるかという2点にある.こ
れに加えて,『美味しい野菜を作り出す』ことも重要な3つ目の未解決課題として残
されているが,その指摘は少ない.
これらの3つの課題を解決するために,上述のマイクロバブル技術の成果をさら
に発展させることによって,『格別に美味しい野菜を大量に生産し,その収益率
を確保しながら,その消費においても適正価格で販売を可能とする』という,ある意
味での『ブレイクスルー』を実現する必要がある」
少し前置きが長くなりましたが,現在は,マイクロバブル技術をめぐって,わが国
の「植物工場づくり」が重要な局面を迎えつつあるといえるのではないでしょうか.
そこで,巨大ホテイアオイの話にもどりますが,この出現によって,次のような考
察が可能となりました.
①なぜ,巨大化したのか.根も茎も葉も大きく成長したのはなぜか.
②しかも高密度栽培が可能となった理由は何か.
③出現した巨大ホテイアオイと水環境はどのような環境と条件に置かれていたの
か.
③マイクロバブルは,これらにどのように寄与したのか.
結果的に,池の植物プランクトンがきれいに除去され,25年ぶりに池の底が見え
るまでの水質浄化が達成されましたが,巨大ホテイアオイをめぐる謎はより深まる
ばかりでした.
(この稿つづく)
コメント
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広島新球場の雰囲気を楽しむこと(要は野球を観ながらしこたまビールを飲み続け開放感に浸るというささやかな贅沢)が好きな気の合う会社の同僚と約束をしていたのですが、全くもって「油断」というほかありません。最終手段『伝家の宝刀』がなかったわけではないのですが、ここはやはり、師弟関係にある野村監督とマー君という、今、一番客を呼べる二人のキャラクターに敬意を払い、駅前の安い居酒屋で観戦することとしました。
結果は延長10回規定打数の足りた選手の中で最低打率のWBCにもお呼びのかかった背番号31番キャッチャー「石原くん」のグッバイホームランでの決着となりました。お見事でした。やればできるじゃないか・・・。いや、よくがんばりました。
昨夜のMVPは「大竹くん」ですね。ここ2試合続けてぶざまな投球で3回ほどももたずのKO負けでしたが、まさに開き直った意地と気迫の投球でした。サヨナラ勝ち後のコメントがとても良かったですね。「投げるのが怖かった」とのこと。ついでに泣いてました。緊張感と恐怖感から開放されたからこそ出てくる素直な気持ちです。
小生は球場には入れなかったのですが、とても満足な気持ちにしてもらいました。開き直る(開き直れる)というのは修羅場や場数を踏んだ人間だからこそ出来る技ですねドクター。中途半端は開き直りは居直りとでもいうのでしょうか?
さて、本日から京都ですね。ドクターとの再会は明日ですが、ここ数日間の成果を観るのが楽しみですよ。何が出てくることやら。興味津々といったところです。マイクロバブルバスが湧きました。ではでは。