6月24日付の記事に、マイクロバブルトマトの場合に、その「ヘタ」がまっすぐ伸び

ていることに特徴があることを述べさせていただきました。みなさんは、その理由を

どのように考えていただいたでしょうか。さすがに、熱心な「教え子」殿も、この件に

ついては、お手上げ状態なのでしょうか、それに関するコメントは途絶えてしまいま

した。

  すでに、ご周知のように、今年は、植物工場づくりが非常に重要な課題になってき

つつありますので、私も、小型の野菜栽培装置を開発中です。すでに、5つの水槽

で稼働中であり、昨日は、新たに2つの水槽で実験装置を始動させました。私の主

義は、素人であっても、自分でやってみる、そこから重要なヒントを学ぶ、それらをマ

イクロバブル研究に役立てる、そして、これらを継続することで、その研究を発展さ

せることを大切にしていますが、それが、「私のやり方」です。

 おかげで、植物の世話を毎日、学生たちと一緒にするようになり、楽しい日々を

送っています。とくに、その担当の学生が、生きいきと目を輝かせて野菜の世話を

するようになったことがうれしいことでもあります。

 さて、ここでトマトのヘタの話に戻りますが、その学生が育てたトマトにおいて、小

さな実がなり始めました。今のところ、約1cmの青いトマトですが、そのヘタがまっす

ぐ伸びていることを発見しました。水分が豊富で、ストレスなしの状態で育ったから

でしょうか、実の大きさの1.5倍も大きいヘタがまっすぐ伸びていました。つまり、若く

して実を形成するときのヘタはまっすぐ伸びることを観察することができました。

 となると、トマトが熟した時は、どのように考えたらよいのでしょうか。

 下図に、その典型例を示しますが、この場合、トマトは熟しても、ヘタは若く成長を

し続けていると考えられます。それが証拠に、ヘタの周辺には、産毛のようなひげ

状のものがいくつもピンと張って生えています。これ、すなわち、「実は熟しても、そ

の大元のヘタは若い」ということを体現していることになります。

 マイクロバブルを与えないと、このヘタは乾燥して、反対方向に反り返ってしまう

のですが、まさに対照的光景といえます。

 このマイクロバブルトマトのヘタのことを考えると、人としても、「こうありたい」とし

みじみ思います。

 「身は熟しても、その大元のヘタにおいては、若く、凛として、まっすぐ伸びきるこ

と」、このような人生を過ごしたいものです。

 このトマトのヘタのような生活、それは、マイクロバブルの美味しい水をたらふく飲

み、朝夕をマイクロバブル入浴でリラックスして過ごし、そしてマイクロバブル野菜を

食べることによって実現されるのではないかと思い始めています。

 よかったら、みなさんも、いかがでしょうか。


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(マイクロバブルトマトのヘタ)