豊橋には16時ごろにつきました.東京からは,各駅停車の新幹線「こだま」しかな

く,久しぶりに,すこしゆっくりした走行を楽しみました.長岡技術科学大学における

次期学長や副学長のみなさま方との懇談,東京での弁理士事務所における小さく

ない仕事を終え,しばしの安堵に浸りながら,思いをめぐらしました.

 「これから,どうなるのであろうか」

 年甲斐もなく,未来のことを想像すると,何かしらジーンと心温まる気持ちを感じ

ることができました.

 豊橋について,タクシーでホテルまで行って荷物を預け,豊橋技術科学大学に向

かいましたが,いつもは車の渋滞で混む道が,まったく反対の状態ですいすいと走

り,すぐに着きました.たまには,このようなこともあるのですねと,タクシーの運転

手さんも首をかしげていました.

 会場では,豊橋技術科学大学生と高専生,高専専攻科生の交流会(おそらく初

めての会合)が始まっていました.これに高専および技術科学大学の教員が加わり

ましたので200名近い参加者で,会場は大いに盛り上がりました.私も,徳山・高知

高専の学生や教員やI技術科学大学副学長の先生方とともに楽しい一時を過ごさ

せていただきました.

 また,私の研究室のY君が,数あるポスタープレゼンテーションにおいて表彰され

たこともめでたいことでした.Y君は,みなさんからアルコールで祝福されていまし

た.

 その夜は,宿舎に帰ってからも気分爽快で,高知高専のH先生と,珍しく本格的な

モルトウイスキーを美味しく飲める店に行き,「村上治樹流」の会話と酒飲を楽しみ

ました.いつものことですが,翌日の講演の準備はできていないままでした.

                                              (つづく)
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