本日は,選挙の投票時刻締め切り直前に帰ってきて,それを済ませて帰宅したの

は,7時40分過ぎでした.すぐに,マイクロバブル風呂に入り,5日間の旅の疲れを

取り除くことができました.以前ですと,旅の疲れが,帰ってから2,3日後にでてくる

のですが,それがすぐに解消するのですから,マイクロバブルはすごいですね.わ

れながら感心します.

 第15回日本高専学会年会の会場が豊橋技術科学大学で開催されたことは,高

専と同大学の交流という意味において少なくない成果がありました.

 まず,豊橋技術大学の榊佳之学長から,発明・発見に関する「興味深い」講演が

ありました.そのなかで,イノベーションには,「0から1へ」と「1から1000へ」の2つ

があることが,それぞれの具体的事例を示されながら説明されました.なかでも,

後者の方がより難しく,その実現には,多くの場合並大抵ではない苦労が必要であ

ることが示されました.その際,マイクロバブルについても言及され,その「1から

1000」へのイノベーションが容易ではないという主旨のことをいわれました.

 さらに,この2つのイノベーションを起こすことを目指している豊橋技術科学大学

のグローバルCOEにおける実践例や,これから,それらの成果を発展させた「エレ

クトロニクス先端融合研究所」の構想,学生の分野や進度に応じた博士過程教育

を企業とともに行うプログラムなどについて紹介され,これらを高専連携を踏まえて

発展させる必要があると結ばれました.

 技術科学大学と高専の連携によって,新たなイノベーションをいくつも起こすこと

を喚起させるような講演でした.

 次に,高専機構の小田理事による特別講演がありました.ここ数年,全国的に高

専における地域連携の事業が進展し,多様な発展を遂げていること,とくに,高専

生が,国内外の科学技術コンテストで活躍している様子が詳しく紹介されました.

また,高専において「強い特許」を出現させ,それを踏まえた全国的な連携の発展

の重要性が強調されました.この講演によって,地域連携・協力事業がきめ細かく

発展している事例が紹介され,高専関係者にとって非常に励まされることになりま

した.

                                              (つづく)

J0396051