②やさしいことをふかく むずかしいことをやさしくすることができたら,次には,そのやさしいことを深く掘り下げろというのですから,これは,ますます難易度をましていく過程をたどることになります. まず,むずかしいことをやさしく述べるには,そのむずかしさのなか
ひらめき
心に火をつける
本日は,新年度における最初の授業がありました.そのテーマは,「心に火をつける」でした. どのようにしたら,彼ら,彼女らの「心に火をつける」ことができるのか,その問題提起を素直にさせていただきました. これは,ある教育学者が述べた有名な言葉ですが,学生た
11年ぶりの再会
本日は、絶好の花見日和です。暖かく、風もなく、そして肝心の桜が満開で、さきほど緑地公園の桜の園のそばを通ると、みなさんが賑やかに宴を繰り広げておられました。 春の日の平和で幸福な一時のような気がして、こちらも楽しくなりました。 さて、当方は学生た
出張帰り
昨日は、夜に帰宅しました。これで、豊橋往復して、一日おいて、東京往復という日程をこなすことになりました。 本日は、朝から技術開発会議、「シビルタイム」の最終校正、さらには、3つの企業面談を行いました。そして、最後には、㈱ナノプラネット研究所で打ち合わせが
どこでも実験室
新しい研究室には、南側に私の机を置き、部屋の中央には、作業や会議ができるように大きな机を5つ並べました。 ときどき、私の机での仕事に飽きると、この大机に向かって作業をします。それが気分転換になって、さらに仕事が進むという好循環が生まれてきそうです。 それ
セロトニン
6日,7日の新聞各紙に,厚生労働省研究班(主任研究者:森則夫浜松医科大学教授)の研究成果が報じられました.それらは,以下のようなものです. 「発達障害の一種である自閉症の人の脳は,神経伝達物質『セロトニン』にかかわるたんぱく質の機能が自閉症でない人と比べ
光の旅路(7)・「ミルフィユのGさん」
一昨日,「ミルフィユのGさん」が約1年ぶりにやって来られました.久しぶりなので,研究室で2時間,二次会で2時間半と話に花が咲きました. さて,このGさんとは,広島カキ養殖改善の研究をしている頃以来ですので約10年の仲といえます.この間,多い年は年2,3回ほど来ら
「発明」に結びつく「ひらめき」(4)
第三のテーマは、「壁突破」の問題でした。誰しも、たくさんの壁を持っています。その壁の高さや厚さがけた違いですと、それに立ち向かう気力もなくなって、尻込みし、時には逃げ出したくなります。 私たちは、それを「学問や科学の力」を武器にして、その突破を試みよ
「発明」に結びつく「ひらめき」(3)
「よい発明」に結びつく「ひらめき」を考え抜く、これがとても重要な営為といえます。これは、囲碁や将棋士、歌手などの思考修行によく似ています。この訓練を日々繰り返して、その「ひらめき度」を向上させていく必要があります。 学者にとって研究を行い、その成果を
「発明」に結びつく「ひらめき」(2)
2つ目の討論の課題は、「発明」が可能となる「ひらめきとは何か」でした。私たちは、新たな「ひらめき」を求めて日々生活をしています。「ああしよう」、「こうしよう」から、「もしかして、あれは、こうだったのではないか?」、「なぜ、こうなったのであろうか、その原因
「発明」に結びつく「ひらめき」
昨日は、かなり突っ込んだ議論を行いました。研究者であれば、あるいは技術者であれば、自分の研究した成果が社会に認められ、それが広く普及することを願っています。しかし、そのようなことは、なかなか一挙には進行しません。そこで、その壁を何とか突破するために、自