共生人生(5)

 約1週間前から、緑砦館1において野菜に寄生したアブラムシが目につくようになってきました。

 アブラムシは、新若葉に付着し、そこから卵を産んであっという間に子孫を増やしていきます。

 新たに出てきたばかりの若葉のエキスが一番美味しく、それを狙っての寄生と増殖を繰り返すことによって新芽をダメにしていきますので、厄介な害虫といえます。

 一番柔らかくて美味しいところに寄生するのですから、アブラムシのとっては、そこが格好の場所になっているようですが、寄生された側の野菜にとっては迷惑な話であり、場合によっては新芽を枯らしてしまうことから、栽培者にとっても許しては置けない害虫といえます。

 このアブラムシの駆除問題が軽視できないのは、次の問題があるからです。

 1)増殖速度が速く、あっという間に新芽の部分が黒いアブラムシで覆われてしまう。

 2)有効な駆除方法があまりなく、なかなか殺せない。駆除できない。

 3)最初は新芽のところの寄生に限られますが、それが増えていくと、野菜全体に広がっていき、最後には、食い尽くされてしまう。

 4)親になると空中を飛び回るようになり、その捕獲が困難になる。

 このように厄介なアブラムシの繁殖を前にして、その駆除がなかなかできずに辛酸を嘗めてきました。

 これを繰り返さないために、そしてせっかく、これまで順調に栽培の成果を修めてきたことから、それらを再現させないために、本日は、家内と一緒に、その駆除を行いました。

 まずは、黒い点状のものを見つけたら、アブラムシと思って押しつぶす、これを行ってきました。

 あの「しらたまちゃん(今は「ちべ」と呼ばれています)」が3歳の時に、「黒い点は虫だよ!」といっていたことを思い出します。

 しかし、この方式でつぶしても、アブラムシは見えにくいところに隠れて寄生していますので、次の水洗い作戦を展開することにしました。

 このアブラムシは、ある場所から増え始め、それが徐々に広がっていきます。

 今年は、緑砦館1のBレーンの中ほどの北側から、それが発生しました。

 まず、水菜が傷み始め、それが菜っ葉やセロリに移っていきました。

 後者のセロリの新葉が黒くなってやられている部分が出てきましたが、当初は、それが気温が下がったせいなのかと思っていましたが、そこにアブラムシが寄生していましたので、その両方のせいだったかもしれません。

 そこで、家内と一緒にみごとに成長してきたセロリを注意深く観察していくと、何株かには、その新芽の部分に多数のアブラムシを発見、なかには、そのアブラムシが上にまで登ってきているものもありました。

 これは大変と思い、まず、その寄生部分を水道のジェットで水洗いし、そこに寄生していたアブラムシを洗い出しました。

 その後は、これを放置しておくと再びセロリに寄ってきますので、下に落ちたアブラムシの黒い点を見つけては、それを指で潰していきました。

 しかし、これでは、すべてのアブラムシを駆除できませんので、これをアブラムシがいなくなるまで繰り返していくことになります。

 また、アブラムシとハダニが多く発生していた水菜と菜っ葉については、それを抜き取り、水に浸潤させてから、再度移植し直しました。

 これらの害虫は、水没に弱いので、面倒ですが、この方法が一番有効です(家内が担当)。

 害虫との共生

 このように、毎年今の時期になると、アブラムシとの闘いを余儀なくされます。

 虫が入らないように網戸で仕切っているのですが、どこからか、それらの卵が運ばれてきて、上記のような状況に至るようです。

 こちらも一方的にやられるばかりではありませんので、その対策を工夫しながら講じていくことを考えると、この害虫連中とも共生しているように思われます。

 ここで農薬や殺虫剤を用いれば話は簡単ですが、それでは無農薬栽培の看板を下ろすことになりますので、それは避けなければなりません。

 その意味で、この時期におけるアブラムシとハダニ対策は非常に重要であり、家内とは明日も協力して、この退治作戦を展開しようと話し合ったところです。

 三連休は、好ましくない共生アブラムシさんとの戦いに費やされそうですが、それも望むところであり、このアブラムシ退治は、考えようによっては楽しく、やる気の出てくる、野菜たちのための作戦であり、明日も、この作業に傾注することになるでしょう。

 自分で野菜を栽培するようにならなければ、このようなアブラムシ対策を展開することは無かっただけに、このような経験をさせてくれるアブラムシさんには、少し感謝しなければなりませんね。

 これも素晴らしき哉、私の光マイクロバブル野菜栽培人生ということにしましょう(つづく)。
  
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手前はセリ、中央部はサニーレタス、左は三池タカナ(緑砦館1Bレーン)