浜ショック
著名な経済学者の一人である浜矩子(はまのりこ、同志社大学大学院教授)は、ネット番組「山田厚史のここがききたい(20230627)」において、今の世の中の「行き詰まり」について、次のように語っています。
「本来、政策とは人々を救うためにあるはずなのに、今の政府の政策は、それとはまったく逆の人々を苦しめ、地獄に落としかねないものになっています。
あっちにふらふら、こっちにふらふらと『フナ侍』の岸田首相には、善悪の区別がつかず、事の重い、軽いも解らずで、今の状況が続くと、恐慌が起きて何もかも壊して新地にしてしまうしかない、その限界を迎えているのではないかと思います」
もう経済学的には、打つ手がない、恐慌が起こるのは必至であり、その待望論さえ出てきているという指摘を真剣に受け留めました。
「もはや打つ手なしなのか?」
そう思ってはいたものの、このように明快にいわれたことには、相当のショックを受けました。
なにも解らずに、ふらふらと、とんでもないことをやってのける「フナ侍」さんには、少しの可能性もないと見切っておられる浜さんの見解の方が説得力がありますね。
再び生起してきた異常な円安、3万円を超えた日経平均、相次ぐ物価高と増税ラッシュ、財界主導のマイナンバーカードのずさんな対応、内閣支持率の大幅な下落など、この様を観ると一段と、日本は奈落へ向かっているのではないでしょうか。
このような状況のなかで浜さんは、「地下の秘密結社を造って、そこでみんなが手を繋ぎ合おう」と呼びかけられていました。
別の言い方をすれば、中央ではなく地方において、縦社会ではなく、横型の連携を求めていこうという投げれの形成を促しているのだと思います。
そんななかで、9月1日からは、アメリカのテキサス州で「ディジタル金貨」の発行されるそうで、その準備が進んでいます。
この発行に伴って、今のアメリカドルはどうなっていくのでしょうか?
そして、アメリカのいうことには盲目的に追従している日銀と政府は、大量のアメリカドルを買い貯めていますが、それによってアメリカのドル危機を担わされてしまうのではないでしょうか?
真に、恐ろしいことが、近い将来に起こるのではないか、そう考えて覚悟を持ち、可能な準備をしておく必要があるように思われます。
この「フナ侍」さんは、11日から開催されるNATO会議に出席するそうですが、なぜ、NATOに加盟していない日本が、わざわざ出席する必要があるのでしょうか。
ここには、ウクライナの大統領も出席して、さらに過激な要請がなされるようですが、フナ侍さんは、それにも賛同するのでしょうか?
この「フナ侍」という用語は、吉良上野介が、浅野内匠頭を嘲笑したときに使用されたそうで、何もできない、何もわからない、ろくでもない侍として、内匠頭をおもしろがって揶揄したのだそうです。
しかし、浅野内匠頭もその部下の大石内蔵助も、決して「フナ侍」ではありませんでした。
そのことが、赤穂浪士の討ち入りで証明されたのでした。
フナ侍による地獄陥落のパラダイムシフト、これだけは回避していく必要がありますね(つづく)。
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