山梨の名物

 山梨の名物のひとつに「ほうとう」があります。

 昔、かの有名な武田信玄は、これを戦に持参し、食事にしていたそうです。

 たしかに軽く、水と野菜があれば、戦場においても簡単に短時間で料理することが可能です。

 しかも腹持ちがよく、力も出たそうなので、ここにも武田軍団の強さの要因があったようです。

 かなり前に、甲府を訪ねたときに、ほうとう専門のレストランに行ったことがあります。

 たしかドーム状の建物で、お客さんがたくさん並んでいて、美味しく本場の「ほうとう」をいただいたことがありました。

 その時の印象では、味噌仕立てで、そのなかにカボチャが入っていて、それらが「ほうとう」によく合っていました。

 どうやら、この味が麺好きの私にも合っているようで、時折、その甲府に嫁いだ長女から、ほうとうが送られてきては喜んでいました。

 「そういえば、しばらく、ほうとうをいただいていないね。もうなくなってしまったのですか?」

 「冷蔵庫のなかを探しても、ありませんよ」

 「そうか、ないとなると、何だか食べたくなるね。今度送ってもらえるといいね!」

 「それがいいですよ」

 家内と、このような会話をしていたら、その長女からどっさりと、「生ほうとう」が送られてきました。

 何かと気が付く娘ですので、「ほうとう」のほかにも、「特製の炭焼きコーヒー」や「黒豆餡のどらやき(日頃はどら焼きを食べませんが、このどら焼きは別)」、そして野沢菜が入った「おやき(これも「大好物」)」などが入っていました。

 「おやき」は、もともと長野県の名物ですが、それが山梨にも伝わっていったのでしょう。

 先日は、生協で、この「おやき」を注文してみましたが、甲府のそれと比して、はるかに劣っていて、途中で食べるのを止めてしまいました。

 野沢菜の炒め方、そして皮のもちもち感と、うま味がまるで違っていました。

 そこで、今回は、その「ほうとう」を第55回として取り上げることにしました。

 その前に、これまでに試みてきたテーマを示しておきましょう。

 1)睡眠時間の確保、2)ストレス解消、3)快眠枕、4)ほうじ茶に自然塩、5)純ココア、6)リンゴ、7)ベッドマット(「エアーウィーブ」)、8)小ネギ、9)ヤマロクの醤油、 10)ブルーベリーとブルガリアヨーグルト、11)アカメガシワ、 12)天仁茗茶「春之茶」、 13)  Barilla(パスタ)、 14)糖減茶、 15)シークヮーサー、 16)ルイボスキングティー、 17)煮大根、 18)サンテア―ジュOX、 19)どんこ、 20)   マンジェリコン、21)沖縄産ニンニク、 22)ゴーヤの浅漬け、 23)生ソバ、 24)根昆布粉末茶、 25)プーアール茶、26)玄米飯、27)チョコレート、28)玄米セロリ粥、29)ヌワラエリア紅茶、30)柚子茶、31)丹波の黒豆、32)デコポン、33)日月潭紅玉紅茶、34)半熟ゆで卵、35)まこも茶、36)フレンチロール、37)木曽紅「さわら飯切」、38)パニーニ、39)半熟ロマン、40)抹茶ミルク、41)新米、42)シャインマスカット、43)豊の香梅、44)早生の小ミカン、45)新高(梨)、46)柚子胡椒、47)柚子みつ、48)梅湯、49)柚子湯、50)本枯れ節、51)レッグウォーマー、52)チリメン丼、53)かきもち、54)結とまと

55)ほうとう

 以前においては「ほうとう料理」のほとんどは、鍋に入れていただいていましたが、最近は焼うどん風にしていただくことが多くなりました。

 相棒2は、この料理が非常に上手く、みごとな味に仕上げてくれます。

 あるいは、パスタ風といってもよく、これが食べたくなって、先日、甲府の長女に送付をお願いしたのでした。

 すぐに、それが届いて、その日のうちに「ほうとうパスタ」を料理していただきました。

 柔らかいが、弾力があってもちもち感があり、味がよく沁み込んで、真に美味しい料理になっていました。

 これから、しばらくの間、本場の「ほうとう料理」を楽しむことができそうです。

 今度また、甲府の孫たちに「お返し」を送っておきましょう(つづく)。

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ほうとう