憲法記念日に寄せて
  
 日本国憲法は、1946年11月3日に公布され、1947年5月3日に施行されました。

 その記念日にあたり、日本国憲法の前文を久しぶりに黙読してみました。

 先の大東亜戦争において多数の戦死者を出した反省に基づいて発布された平和憲法だけあって、その格調の高さと威厳、そして漲る平和の希求に、改めて心を動かされました。

 いつぞやのネット番組で、コメディアンの松本ヒロさんが、自らを「憲法君」と称して声高々に、この全文をかっこよく読み上げていたことを思い出しました。

  それだけ、芸の道においても崇高で奥深いものなのでしょう。

 さて、私の方は相変わらずで、先日も紹介したように論文仕上げに、この休日の時間を費やしています。

 その第二報の草稿がほぼ出来上がり、これから推敲を重ねて完成原稿へと練り上げていくところです。

 ここまでくると、最後の詰めの段階になりますので、ひたすら、その作業を進めることになります。

 しかし、それで終わるわけではなく、その最終段階における推敲において、魂を入れるといいましょうか、洗練を究めるといった方がよいのでしょうか、とにかくインパクトを与え貫くという「仕上げ」が必要ではないかと思っています。

 可能であれば、この憲法前文のように威厳を放ち、崇高な思いに迫ることができるとよいなと希望したいのですが、それは見果てぬ夢なのかもしれませんので、より一歩接近していくことを試みることにしましょう。

 このように、論文執筆生活を結構長く過ごしていきますと、頭そのものが論理思考に慣れてきて、機能執筆したところは、このようにした方がよい、この問題が抜け落ちていたなどと頭が回転するようです。

 そして、その指摘の通り、すぐに机に着いて執筆に向かうことになりますので、それが毎日の習慣に結びついていくという、ある意味で好ましいサイクルが形成されていきます。

 今回も15000字近くか

 さて、この第二報の草稿は、最終推敲を前にして、その字数は15000字近くになるのではないかと予測しています。

 今回は、第一報と比較してよりコンパクトにしようかと思って、全体を6ページに収めようと思って執筆してきたのですが、ここにきて最も重要な部分を執筆していたら軽く、そのページ制限を超えてしまいました。

 こうなると、ページの縮小は非常に困難になりますので、ここは8Pに増やして、なんとかそれで仕上げるしかないと決断ししたのでした。

 案の定、この速決が功を奏し、何とか収まりが可能になりました。

 おそらく、この連休中には脱稿が可能かと思われますので、その詰めに傾注することにしましょう。

 そして、連休明けから、次の第三報の準備に勤しむことになりますね。

 今日は、真に憲法前文に励まされました。

 大東亜戦争における数多くの犠牲者を出した反省によって生まれた平和憲法を、これからも大切にし、その威厳と崇高さを抱いて生きていくことにしましょう(つづく)。

 
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クリスマスローズ(前庭)