大幅な値上げ
先日、大手電力会社の電力料金の値上げが一斉に始まりました。
標準的な家庭において14~42%という大幅な値上げとなり、実額では、5月分と比較して毎月906~3792円も負担増となります。
北陸、中国、沖縄の3電力は43年ぶり、東北、東京、四国の3電力は、2011年以来二度目、北海道は三度目の値上げとなりました。
その理由は、円安に伴う石油の値上がりだとされています。
また、再び円安ドル高の状態が進行し、現在は、1ドル145円前後になってきて、昨年秋の1ドル150円に再び追いつきそうな気配です。
さらに、この7月からは、新たに3500品目の値上げが始まりました。
いったい、どこまで値上げするのか!
昨日は、ガソリンの値段も6週連続で上昇し、1リットルあたり171円になったことが報じられていました。
円安、輸入石油の値上げ、食料品とエネルギーの相次ぐ値上げ、これらが普通になってきて、ますます庶民を苦しめています。
このようななかで、この物価高騰の凄まじさを実感することができました。
それは、アマゾンの定期便で、スペイン産のオリーブオイルを注文していて、それが凄まじい値上げを告げてきたことでした。
以前は、1本あたり930円程度でしたので、手ごろな値段かなと思って、それを定期便で注文していました。
ところが、最近になって、それが1350円に値上がりしたといってきました。
じつに、420円の値上がりでしたので、少々驚いてしまいました。
このような値上がりは、EU諸国におけるテレビ報道において知っていましたが、いざ、自分の問題だと考えるようになると、その値上がりの異常さを実感しました。
これから、もっと値上がりするかもしれませんので、その時には、この注文を止めてしまうことになるでしょう。
鈴木宣弘(東大教授)さんの近著『世界で最初に飢えるのは日本』を拝読していますが、ここで書かれていることが、そのまま進行しています。
一方で、政府は、一向に労働者の賃金を上げようとせず、マイナンバーカードのように大変な無駄遣いをして平気な顔をしています。
庶民を救うはずの政策が、逆に苦しめ、奈落へ向かわせている、こんな社会が長く続くはずがありませんね(つづく)。
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