23年来の悪臭問題

 昨日(18日)、地元の市役所支社の会議室で、X養豚場から発生する悪臭問題に関する対策協議会が開催されました。

 冒頭X社の取り組みの報告とこれからの方針、さらには事前に集められた質問に関する回答がありました。

 いつものように、それこそ、簡単で、お粗末な報告があり、これが23年間、毎年のように行われてきたのかと、私からみれば、いつもながらのおざなりの報告に、少々、不安を覚えながら聞いていました。

 座長の自治体関係の方が、質疑応答のに入ることを告げていましたので、このように質問をしました。

 「私たち、ここの集まっている各自治会のみなさんは、この悪臭に関する100%の被害者です。私たちは、この悪臭に苦しめられています。

 それに対し、あなた方A社の方は加害者であり、しかも100%の加害者です。

 その加害者のあなた方が、冒頭の挨拶と報告において、少しも謝罪を示しませんでした。

 これだけ迷惑をかけておきながら、23年間の長きにおいて一度も謝罪の弁を述べてこなかったのではないですか?

 おかしいとは思いませんか?」

 
こういうと、その責任者が、慌てて、

 
「今指摘された点が抜けておりました」

と言い繕っていました。

 これで、初めて正規にみなさんの前で、曲りなりにも「謝罪」の弁を述べたことになりましたので、ある意味で
、ようやくではありますが、画期的な発言が得られたことになり、一歩前進が図られたと思いました。

 振り返れば、嘘偽りと誤魔化しで、かつての自治会のみなさんが、騙され続けてきたことから、当然のことながら、かれらには、謝罪の念すら浮かんでこなかったのではないでしょうか。

 そのことは、毎回配布される会議録を見れば明らかなことです。

 この冒頭における謝罪を引き出したことで、自治会側の参加者が、次々に発言するようになりました。

 次の問題は、予め集めていた意見に対する回答が、あまりにもお粗末すぎて、きとんとした回答になっていないではないかといわれ、それに答えることができず、立ち往生してしまったことでした。

 事前にわざわざ意見を募集しておきながら、そのおざなりの回答を示したことで、次々に厳しく責められてしまったのです。

 ある自治会では、わざわざ、その意見を集めるために会議を開催したそうであり、それに対して、このような回答しか得られなかったことから、これは噴飯されるのも無理からぬことだと思いました。

 結局、これらの回答については、再度検討して出し直すことになりました。

 その後、今度は、私が再質問を行いました。

 「あなた方は、この悪臭がどのくらいひどくて、どのくらいの頻度で起こっているのかを知っていますか?」 

 予想した通りで、この質問には何も答えられませんでした。

 おそらく、悪臭を出しはしても、その悪臭の被害を体験したことがない、あるいは、体験しようとも思っていなかったのではないでしょうか?

 この無回答の背後には、その無知があるように思いました。

 「みなさん、ご存知ないようなので、この116日間でひどい悪臭が21回起きています(その後に解ったのを追加すると24回になる)。

 約5日に1回という割合で頻繁に起きています」

 この会議の日の前日に頑張って、昨年9月以来の悪臭の観測結果をまとめて報告書を書いていたことが功を奏しました。

 これは、X社と市役所のみなさんの担当者の認識をはるかに超えた多さと酷さであることが、かれらの顔色から窺うことができました。

 これによって、さらに自治会側からの委員の発言が出るようになり、いつもと違って大変活発な協議会となりました。

 そのなかで、今後どうするのか、その連絡体制、協議体制、改善方法などの関する意見が続出しました。

 これらを持ち帰って再度協議するようになりました。

 これで確かな橋頭保を築くことができた、これまでの会議と比較すると小さくない成果がいくつも得られたおではないかと思いました。

 この活動をより発展していくために、これから、逐次悪臭の観測を行い、それを報告すること、そして、それをA社や市役所の担当者、そしてすべての自治会役員に届けていただくことにもなりそうなので、これも重要な成果の一つだといえます。

 ここには、私が発案した10段階の悪臭水準が示されており、その観測を私の自治会だけでなく、みなさんの自治会でも観測していただけるようになると、さらによいことになります。

 とにかく、昨年9月以来の家内と一緒に行ってきた悪臭観測、その成果の報告書作りを行っていたことが、このような展開を導いたことになったようで、そのことを家内と密かに喜びあいました。

 溜飲が下がって、清々したような気分でした。

 何事も、真摯に、そして地道に調べていくことが大切ですね(つづく)。

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               国東市安岐町山手にある銀杏