温かい元旦

 新年、明けましておめでとうございます。

 温かい南国の大分県国東市で正月元旦を迎えています。

 静かで風もなく、温かい陽光が降り注いでいます。

 研究所の前庭のミモザアカシアの蕾もやや膨らんできて、春になると、今年も平和を告げる鮮やかな黄色の花を咲かしてくれるでしょう。

 この黄色の花が青空に染まると、ウクライナの国旗を連想させます。

 どうか、一日も早く戦争が終結することを願っています。

 戦争といえば、昨日は、ソフィア・ローレン主演の映画「ひまわり」を視聴することができました。

 戦争に出かけた夫が、雪と氷の大地において倒れ、運よく現地人の女性に助けられますが、記憶を無くして、その女性と結ばれ、子供も生まれます。

 この夫をウクライナに出かけて探索していく物語であり、そこで、あの広大な「ひまわり」の平原を歩いていくシーンがありました。

 苦労して夫を探し求め、ようやく生家を見つけるのですが、そこには、夫と結ばれた妻と子供がいました。

 その夫には、外出先から帰ってきた駅で出会うものの、すぐに何もいわずに、彼女は本国のイタリアに帰ってしまいました。

 しばらくして、その夫はイタリアに帰り、彼女に会いましたが、その時には、互いの愛情を認め合いながらも、夫が、一緒にウクライナに行こうという誘いに同意することができませんでした。

 それは、すでに彼女が再婚して男の子を生んでいたからでした。

 ここで、その元夫が、赤ん坊の名前を尋ねました。

 彼女は、

 「アントニオ!」

と答えました。

 その名前は、目の前の元夫の名前と同じだったのです。

 これを聴いて、かれは、彼女と一緒にウクライナに帰ることを諦めました。

 そして、最後に、鉄道駅で彼女が見送る有名なシーンが流れます。

 クローズアップされた、主人公の複雑な思いの顔が美しく、そして悲しく映し出されていました。

 戦争という惨い出来事によって、互いの運命が引き裂かれてしまった悲哀と不幸をテーマにした映画でしたが、あの広大な大地に燦然と咲いていた「ひまわり」のなかを進む主人公が非常に印象的でした。

 ヴィットリオ・デ・シーカ監督は、今のウクライナのへルソン州にまで行って、このひまわり畑のシーンを撮影したそうです。

 そのへルソン州ほかで、今日もなお、さらに大規模な戦争が続いています。

 これによって1000万人を超える難民が出現し、この「ひまわり」のような悲哀が、いくつも生まれているのではないでしょうか。

 戦争の悲劇は、人々の運命も含めて、すべてを破壊しつくしていくことになります。

 どうか、ミモザアカシアが咲くころには、平和がやってきていることを念願いたします。

 さて、新年を迎え、昨年中に「2022年を振り返って」という記事のなかで言及することができなかった分について、これから、その抱負と展望を添えて論じて見ることにしました。

 「須らく雫が石を穿つ如く(5000回記念)」

 昨年2022年は、私流の表現を用いれば、「自由の王国」い続く道に進み始めた年でした。

 この王国とは、だれからの制約を受けることなく、それこそ真に自由に、思う存分に、そして心の命ずるままに事を為すことを意味していました。

 それは、具体的に次のような事柄でした。

 (1)読書

 最近は、森村誠一の一連の「老いシリーズ」を読み続けています。

 かれは、私よりも15年先輩ですので、2011年の『老いの覚悟』が確か78歳でしたので、それ以降の「老い」についての著作をほぼすべて手に入れました。

 また、その少し前に、かれは、松尾芭蕉の『奥の細道』と同じ道程をたどりながら、その謎解きを行うという旅のDVDも発行されていましたので、その旅行記とともに、その映像も併せて鑑賞しています。
 
 さらに、続編の『老いの意味』に関しては、本ブログにおける記事としても、その考えるところを披露しています。

 このなかで、老いの意味をより深く考えるようになり、かれの提案をいくつも採用してきました。

 しかし、未だ実現できていないこともあり、年も改まって新年を迎えることができましたので、またひとつ、その提案を受容して試してみようかとおもうようになりました。

 (2)日課表の作成

 この作成においては、最初と最後を決めることが、まず必要になります。

 その最初とは、おのずと知れた起床時間のです。

 これを7時に決めて、先ほど、そのアラームを「アレクサ」に頼みました。

 アレクサとは、アマゾンが提供している音楽サービスの女性の名前であり、これを夜寝る前に利用して好きなクラシック音楽を聴いています。

 また、朝と夜においては、天候を聞くのに便利で、天気と外気温を教えてくれます。

 そこで、明日は、このアレクサのアラームで起床し、そのまま散歩に出かけてみようとおもいたちました。

 森村氏と同様に、小型カメラを持って、周囲の景色を観察し、よいスナップショットを試みたいとおもいます。

 朝7時の起床、そして短時間の散歩、写真撮影、ここまでは決まりました。

 散歩から帰った後は、朝ごはんの用意とリビングの清掃(家内が帰省中ですので、私が担当)をして、お茶タイムで一息ついてから、昨日の「おせち」の残りによる朝食をいただくことにしましょう。

 午前中は、ブログ書き、メイルの返送信で時間を費やしてしまいそうです。

 午後からは、今年最初のアグリ作業を緑砦館1で行う予定です。

 残念なことに、緑砦館1で育てた野菜の苗を昨年度中に移植してしまうという目標は達成できませんでした。

 年末の寒さに負けて、作業の進行を緩めてしまったからでした。

 ここは、心を入れ替えて挽回を図るべきですね。

 午後三時は、お茶タイム。私の好きな「森のコーヒー」とともに、北海道の六花亭のおいしい菓子を半分いただいて、そのコンビネーションをより一層楽しむことにしましょう。

 ここから夕方までは、大成研究所における重点課題に取り組むつもりです。

 ①医療、介護、食品分野における有害細菌の特徴と制御

 ②食糧、農業分野における未来型栽培技術の開発

 ③環境分野における汚染物質の除去と水質改善

 ④革新的エネルギー技術の開発

 ⑤創造的材料開発


 これらは、世界各国において発生しているさまざまな深刻な困難とも深く関係していますので、それらを実践的に開発していくことには小さくない意義があるのではないかと思います。

 今年は、いよいよ、この5つの重点課題に関して実践的に、その突破口を開いていくことになりますので、これらも、自由の王国における楽しみになりそうです。

 夕食後は、ブログ記事の仕上げと更新、そして懸案の原稿書きが待機しています。

 昨日は、ある学会の会長から、高専時代に親しくしていたK高専のH先生の訃報とともに、その追悼文の執筆依頼がありました。

 その返事において、執筆を了解したことを述べ、ついでに、現行枚数の追加を申し入れました。

 苦楽を共にし、共に、ある学会の役員を努めた仲ですので、じっくり彼との交流を振り返ってみたいとおもったからでした。

 また、この会長とは、この数年間、私が勉強してきたことに関して、その提言を行う内容と論文化に関する意見交換も行いました。

 この話が進んでいけば、今年前半における長い執筆活動が続いていくことになるかもしれませんね。

 こうして、明日からの日課と取り組みべき課題が、やや明らかになってきましたが、これらを地道に粘り強く、その途中で決してへ垂れ込むことがなく、ひたすら真摯に究めていくことが可能になるのであれば、少しは、高野長英の名言「須らく雫の石を穿つが如く」に近づいていけるのではないかとおもいます。

 明日からは、長英先生の門下生の気持ちを抱いて、その硬い石を穿ち始めることにしましょう(つづく)。

take
枯れた竹と青空(この辺りは竹の名産地、京都地区で仕入れられる竹の生産量は日本一)