第43回の「ナノプラネットゼミ」を下記のように開催されましたので報告いたします。

 日時:2022年10月20日(木)10:00~12:30 
 場所:大成研究所セミナー室(〒873-0432 大分県国東市武蔵町向陽台12-2)
 

 <プログラム>後半

 10:40~11:10 講演  大成由音 「カーボンマイナスについて」

 最近、よく耳にしているのが「カーボンニュートラル」です。

 これは、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることで、プラスマイナスゼロしていくことを意味しています。

 政府は、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすること、すなわち、「カーボンニュートラル」をめざすことを宣言しました。

 +CO2:工場における燃焼による排出、自動車の排ガス、家庭における電気など

 -CO2:植林、森林によるCO2吸収、ソーラー発電、風力発電、電気自動車など

 このように、「+CO2」ー「-CO2」=0(ゼロ)を、世界の120以上の国と地域が、2050年までに実現しようという目標を設定したのでした。

 これを、より積極的に推し進め、さらに、ニュートラルではなく、マイナスへと発展させることをめざしたのが、「カーボンマイナス」です。

 これを実現するには、その核となる独創的で革新的な「カーボンマイナス」に関する新技術の創成が重要になります。

 また、その実施場所として最も適しているのは農地です。

 長い間の開拓と整備によって、日本の農地は世界に誇ることができる洗練を遂げてきました。

 この観点から、地元の農家と共同で取り組んでいる事例が紹介されました。

 これは、光マイクロバブル技術を、ある野菜の無農薬、無肥料による土耕栽培に適用したものですが、これが、その農家のご尽力もあって、花開き始めたといえる成果が生まれてきました。

 この成果と教訓を踏まえ、それをより発展させて、「カーボンマイナス」という、より高次の目標を達成することができないか、この重要な問題提起がなされました。

 これは、当然のことながら、安全で美味しい野菜を生産することを基本とし、さらにそれを通じて「カーボンマイナス」も遂げていくという二重の重要な意味を有する取り組みになっていきそうです。

 この「カーボンニュートラル」から「カーボンマイナス」への発展の要の「ひとつ」となるのが光マイクロバブル技術であり、その真価が、これまで以上に本質的に問われることになることから、それをどう実現していくかに関して深い議論がなされました。


 11:10~11:40 講演② 大成博文 「最近の研究成果について(20221020)」

 大成研究所において、最近、取り組んでいる3つのテーマに関する成果と課題が報告されました。

 その第1は、国東特産の植物の栽培に関することであり、これまに約8年間の成果を写真集にまとめていたので、その解説を行いました。

 また、この栽培法の新たな確立と、それを活用した産業化についての検討結果を報告し、その議論を行いました。

 とくに、今後の具体的な取り組み方法についても検討しました。

 第2は、光マイクロバブルの植物活性に関する具体的な実践例に関することでした。

 この場合、屋内における実験と屋外の実験の2通りがあり、それぞれ注目すべき成果が生まれ始めています。

 前者に関しては、一連の水耕栽培実験の結果を踏まえて、それをより発展させる方法について具体的な提案を行いました。

 また、後者については、地元農家と共同で新たな土耕栽培の研究を継続して行って来ており、光マイクロバブル技術の現場における特性についての討議を行いました。

 第3は、光マイクロバブル水の特性に関して、その製造方法、利用方法などについて、新たな知見を含めた討議もなされました。

 11:40~12:30 総合討論 

 以上を踏まえて、光マイクロバブル技術の効果的な適用問題について、多角的な討論を行いました。

 今回も、非常に有益なナノプラネットゼミとなりました。

 次回の第44回ナノプラネットゼミは、11月17日(木)10時から開催する予定です(つづく)。
 
reta20221006-22
巻きレタス(緑砦館3)