7.8ヘルツの音
実際に、この音を聴いてみると、
「ボツボツ、ボンボン、ボコボコ・・・」
という、非常に低い音でした。
ーーー これだとわからない、実際に聞こえてきたとしても認知できない音だ!
これが最初の印象でした。
しかし、この認識に至ったことは、私にとって非常に重要なことでした。
なぜなら、その音をシューマン共鳴波として新たに認識からでした。
周知のように、その共鳴波は、ドイツ人のヴィンフリート・オットー・シューマンによって発見されました。
それは、地球の地表と電離層との間で極極超短波が反射して、その波長がちょうど地球の距離の整数分の1に一致したもののことです。
その第一次共鳴波の周波数が7.83ヘルツなのです。
耳慣れない音だとおもいながら、何度か繰り返して、その認識を深めて、記憶に留めることができるようになりました。
しかし私は、この音のことを知らず、その周波数のことも、まったく理解していませんでした。
地球上のありとあらゆる生物が、生まれた時から、この周波数を耳にしながら成長しているのだそうですが、なにせ、このように地味で鈍い音でしたので、すぐにピンとくる、あるいは、ぴったしと感じる代物ではありませんでした。
「なんだ、こんなものか!」
それが、このシューマン共鳴波の音を認知したときの素直な感想でした。
しばらくの時が過ぎ、その共鳴波のことが頭のなかで消えかかったころに、私にとっては非常に重要な出会いが、ネット上の画像を拝見している最中にありました。
そのタイトルは、「脳からヨダレが出る気持ちいい川の音」というものでした。
「脳からヨダレが出る」、「そんなことはありえない」
「気持ちいい」、「何が気持ちよいのか、どの音がそうなのか?」
「川の音ではなくて、水の音であろう」
「川は、音を出さないはずである」
よく聞いてみると、この水の流れの音には2種類がありました。
その第1が、上記のボツボツ、ボンボンという低音であり、その第2は、ジャージャー、ジャワジャワという少し高めの音でした。
この映像の製作者は、おそらく、この後者の音を「気持ちいい」と見なし、「脳からヨダレが出る」と表現したのではないでしょうか。
そして、その前者の音には気づかず、殊更の関心を呼び起こさなかったのではないか、と推測されます。
水の音
この音を実際に聞いてみると、それは、一見「気持ちいい音」ではなく、素朴なボツボツという音にしか聞こえないのです。
しかし、この水の音をじっくりと、長い時間にわたってよく聞いてみると、その高い音よりも、低い音の方が安定して聞こえてくるようになります。
すなわち、音としては、低い方の音の方が、耳によく響いてくるようになるのです。
この音が、周波数7.8ヘルツのシューマン共鳴波の音とよく似ていることに気づきました。
このことは、私たちが、シューマン共鳴波の音をほとんど聞いたことがなくても、水の音としては、「馴染みのある音」として聞いたことがある音だったことを解らせてくれていたのです。
こうおもいながら、片っ端から、ネット上にあった水の流れの音を聞いてみました。
「やはり、そうか!」
いずれの映像にも、同じ低周波のボツボツ温、すなわち8ヘルツ前後の周波数の音がきれいに聞こえていました。
水は、生命の源をなす物質です。
そして、水の流れは、それを運ぶ現象です。
その流れにおいて、渦巻きが形成され、その落ちて渦巻く音が、シューマン共鳴波とほとんど同一の音だったのです。
この思いがけない発見は、長い間、水の流れに関する研究をしてきて、さらには、光マイクロバブルの研究をしてきた私のとっては、非常にうれしく、ゆかいなことでした。
しかし、そのうれしくて、ゆかいなことは、そのシューマン共鳴波の周波数と水の流れが落下して渦から発生した音が、ほぼ一致したということを見出しただけではありませんでした。
3者の一致
じつは、光マイクロバブルが発生した直後から自己収縮を繰り返しながら振動する、その周波数8~9ヘルツともほぼ一致していたのです。
●シューマン共鳴波の音
●水の流れの落下水が渦巻く音
●光マイクロバブルの自己収縮する際の振動の音
これらが、ほぼ同じ周波数帯のなかに存在していたのです。
これは、いったい、何を意味するのか?
そして、この一致は何をもたらすのか?
生き生き、ワクワクしながら、それらを考究していくことにしました。
次回は、その生き生き、ワクワクの世界に、ふかく分け入ることにしましょう(つづく)。
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