ユッツとアイコ

 昨日は、孫のユッツと光マイクロバブルキューウリとミニトマトのアイコの収穫を行いました。

 まず、緑砦館においてでっかくなったキューウリを見つけ、ハサミで蔓を切断しようとしまいしが、これがなかなかユッツのハサミの切断力では切れませんでした。

 それを手伝いながら、「頑張れ、もう少し」と励ましながら、ようやく大きなキュウリを切り落としました。

 早速、いつものように、それを父親に見せに行きました。自慢の瞬間でした。

 これまでだと、それを家に持って帰るのですが、それを我が家で食べることにしました。

 次に、家内とアイコの収穫を行いました。

 緑砦館2ではたくさんの実が生り始め、目の前に見えるようになっていますので、家内と一緒にアイコを5つ収穫したそうです。

 その時に、ユッツがおもしろいことをいったそうです。

 「おばあちゃん、トマトは3個でいいよ、たくさん獲ると、すぐに無くなってしまうから!」

 5つを収穫した後のことでしたから、

 「そうだね、こんどからは3つにしようね!」

と家内は答えたそうです。

 その5つのアイコを細かく切って、皿に載せて出すと、ユッツが猛然と食べ始めました。

 「ユッツ、おいしそうだね。おじいちゃんにも一切れくれる?」

 「いいよ!」

 それを口に入れて、ユッツが猛然と食べていた理由がわかりました。

 アイコが非常においしくなっていたからでした。

 甘味が増え、ナチュラルな舌触り、ほのかな旨味もあって、これがトマトの本当の味に近いのではないかと感じました。

 甘味が増えることは好ましいことではあるが、そのために、このナチュラルな舌触りと旨味、そして歯切れのよい皮であることの方がより好ましいのではないかと思いました。

 糖度を上げても、皮が硬くて呑み込めない、新鮮な舌触りも無くなっているトマトとどちらがよいのか、ここはより詳しく探究してみることが重要ではないかと思います。

 これは、従来よくいわれてきたストレスをかけて甘くしようとしてきた栽培方式とは違って、反対にストレスレスですので、その比較がおもしろいのではないでしょうか。

 ユッツの舌は確かなようで、おいしいものは、どこまでもどん欲に食べますが、そうでないと一口も食べません。

 どうやら、このアイコは、前者のようで合格といってよいでしょう。

 幸いたくさん実っていますので、毎日、大いに賞味していただきましょう。

 もちろん、無農薬で極低肥料の栽培法ですので、安全安心のトマトです。 

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アイコ(緑砦館2-A、まっすぐ伸びたヘタが特徴的である)


 緑砦館2021-11

緑砦館見取り図

昨日(6日)のアグリ作業

 1.セロリの苗の移植

 プランターにおけるセロリの苗の移植が続いています。

 その数はWシリーズの苗を約50株で、緑砦館2のA水路に移植しました。

 同時に、ここに植わっていた春植えの大きくなっていたセロリは、その剪定と根洗いを済ませて約30株を緑砦館1のBレーンに移設しました。

 2.緑砦館1のA水路のネギの再移植と収穫

 ここに植わっていたMOネギを採取し、その一部は根洗いを行って再移植しました。

 残りは、ネギスープづくりを行いますので収穫としました。

 ここにサンチュなの苗を移植する予定です。

 3.アグリ作業を持続する理由(3)

 第1の理由:近い将来に起こるとされる「食糧危機」、「肥料危機」に対抗する。

 第2の理由:ロハス生活を実践・発展させる。

 これらを踏まえて、第3の理由に分け入ることにしましょう。

 それは、無農薬、極低肥料の光マイクロバブル栽培を行うことで安全安心、そして旨い野菜を生産し、同時に、その生産性と採算性を高めるという課題を達成していくことです。

 なぜ、この課題の解決が重要かというと、市販のほとんどの野菜が、少なくない農薬にまみれて栽培されていることから、それが、野菜の生育や味、そして、それを摂取するヒトに小さくない悪影響を与えていることにあります。

 農家は、なぜ、農薬を使うのでしょうか?

 ある梨の栽培農家に尋ねてみたことがあります。

 「農協の指導の下に約30種類の農薬を使っています。農薬をまかないと梨づくりはできません。虫との闘いには勝てません」

 また、近くの小ネギ農家にも尋ねてみました。

 「農薬を使わない方がよいのは解っていますが、それだと到底ネギの栽培はやっていけません。
 虫でネギがやられ、出荷できなくなります。虫食いだと、出荷先の農協が受け取ってくれません」

 ネギの味が問題になるのではなく、その「見てくれ」が問題になれるのです。

 これはトマトも同じで、消費者に安全でおいしいトマトを届けることよりも、見てくれのよい形の整ったトマトを出荷することが優先されてしまうのです。

 先日、近くのスーパーでトマトの特売がありました。

 おそらく、この問題が内在しているのではないかと、光マイクロバブル水のなかに24時間浸けてみました。

 光マイクロバブル水は浸透性に優れていますので、トマトのなかにある成分との出し入れが可能になります。

 そのトマトを浸した水を数日間置いたままにして、新鮮な水道水と比較してみました。

 左が、トマトを浸した水であり、この両者の違いは明らかです。

 おそらく、トマトのなかの各種の汚れと農薬成分が抽出されて、その後腐敗が進み、このように白濁化したのではないでしょうか。

 このような成分を含むトマトを何も感じずに食するのですから、身体に、そのアレルギーが蓄積していくことを考えると心穏やかにはなれません。

 今の時代、トマトをたくさん食べる人は、そんなにいないでしょうから、すぐに、その影響が出てくることはなく、徐々に体内に蓄積されていくことになります。

 真に、怖い話ですね。

 次回は、さらに農薬問題により深く分け入りましょう(つづく)。

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正面視
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平面視
光マイクロバブル水浸潤水と水道水の比較(左:浸潤水、右:水道水)