梅雨明け

 どうやら、今年の梅雨は全国的に明けてしまったようです。

 本日は、東北地方の梅雨明け宣言が報じられていました。

 約1か月も早く本格的な夏がやってきたようで、異常気象が日本列島を覆っています。

 また、新型コロナウイルスの感染も、このところ増加傾向を再び示し始めてきましたので、油断できない状況になりつつあります。

 少し手を緩めると、それ以上にやるべき仕事が増えていくのは、その主人公たちが植物という生き物だからなのでしょう。

 どうやら、その中断の間に南九州が梅雨明けしたようで、本日あたりには北部九州も梅雨明け宣言がなされるのではないでしょうか。

 昨日のアグリ作業の最初は、緑砦館(GFH)1のC水路のポンプの調子がよくなく、この数日間停止した状態になっていましたので、その修理を行いました。

 ここでは、緑藻が発生して、その一部がポンプ内に侵入し、円滑な噴出ができなくなるようで、その改善としては、ポンプ内に水を逆流させて洗浄する方法が有効です。

 実際に、この改善で正常に動き始めましたので、やれやれと一安心しました。

 ついでに、この七島イ水槽に網掛けをしようとしましたが、それが完成してませんので、今日は、その梢刈り(うらがり)とともに、明日は、それを完成させましょう。
 
 次に、緑砦館2に行ってセロリを収穫中にユッツがやってきました。

   すでに、収穫を済ませていたミニトマトのアイコの初物を見せると、すぐに食べたいといいました。

 そこで、家内に小さく切ってもらい、その食べるところを見せに来ました。

 おいしそうに、元気のよい食べっぷりで、あっというまになくなりました。

 この自家栽培のアイコを気に入ったようです。

 ユッツの、あまりにもおいしそうな食べっぷりを見て、私も、そのアイコを食べてみたくなりました。

 数日後には、赤く実ったアイコを収穫できるでしょうから、私も、その味を試してみましょう。

 さて、セロリを収穫している最中に、家内から指摘を受けて、緑砦館2の各水路における水位が低下して、ほとんどなくなっていることに気づきました。

 危ういところでした。

 すぐに、水と液肥を補給しました。

 この時期、植物の成長とともに水分が大量に吸収、蒸散されますので、数日ごとに水の補給が必要になります。

 毎日の観察の際に、この水位を確かめることが重要ですね。 
 
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アイコ(緑砦館2-B)


 緑砦館2021-11

緑砦館見取り図

本日のアグリ作業

 1.緑砦館1Aレーンの配管改善

 時々、緑砦館1のAレーンの配管内に設置している逆止弁が有効にに働かないようになって、ポンプが空回りするようになります。

 この故障が、これからも度々起こることを想定して、ポンプ内に水を別途から入れる配管を装備しました。

 すでにある配管の一部を切断して、そこにチーズ継ぎ手とバルブを設置する工事でしたので、上手く、その継ぎ手が入るかと危惧していましたが、意外と上手くいって予想よりは短時間に、その配備を終えることができました。

 明日は、その点検と試運転を行います。

 これで、Aレーンが復活するとよいのですが、それも明日の試運転しだいですね。

 2.緑砦館2のC水路

 家内が各種の苗を用いて、きれいに再移植をしてくれました。

 また、低下していた水位の水路に水と液肥を十分に補給しましたので、ここに植わっている野菜たちが復活しました。

 真に、危ういところでした。

 ここまでくると、野菜たちが、物言わぬやさしいペットのようか、あるいは、熱心に描き入れてきた絵画のような、ふしぎな愛着を感じますね。

 3.セロリの移植計画
 
 緑砦館2のA水路全面とB水路の一部にわたってセロリが繁茂していますので、その周囲の茎を収穫しながら、それを順次緑砦館1のBレーンに移植していくことにしました。

 そうすると、緑砦館2のAレーンが空いてきますので、そこに新たにプランターで育てたセロリの苗を植えていくという計画です。

 この計画の遂行には、かなりの時間を要しますので、慌てず急がず、着実に少しづつ進めていくことが、最大のコツといえます。

 また、この計画は、種から苗を初めて育てる事例といえますので、夏が終わるころには、そのセロリも収穫できるようになってくるでしょう。

 さらに、この計画において私が注目していることは、光マイクロバブル水耕栽培における若セロリのことです。

 これまでは、セロリの苗を購入してきましたが、それには農薬を使用したという但し書きが添付されていました。

 そのためか、その状態で葉の一部を試食してみると、それが不味くて吐き出すほどのものでした。

 本来であれば、若葉の頃が一番おいしいはずなのに、セロリにおいては、そのことを試すことができないままで、非常に気になっていました。

 おそらく、光マイクロバブル水耕栽培による若セロリは、他の野菜と同様に格別においしいのではないか、という重要な仮説を持つに至り、いよいよそれを試す時がやってきたのではないかと思います。

 これから、そのセロリが育ってくることをワクワクしながら待つことにしましょう(つづく)。

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セロリ(緑砦館2-A)